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SNSのアカウント乗っ取りに注意

トピックス 2018.12.11 SNSのアカウント乗っ取りに注意!起こりやすい被害と予防策をご紹介

総務省の『平成29年版 情報通信白書 』を見ると、スマホユーザーで大手のSNSを利用している方は全体の7割を超えていることが分かります。これに連動して、SNSのアカウント乗っ取りの被害も発生するようになりました。 今回は、SNSのアカウントが乗っ取られると起きる被害や具体的な対策について、いくつかご紹介します。

SNSのアカウントはどうやって乗っ取られる?

SNSのアカウントが乗っ取られる時のパターンはいくつかあります。

  • ログイン情報(ID、パスワード)を不正入手される
  • ウイルスに感染してパスワードを盗まれる
  • 一部のSNSに備わっている「アプリ連携」機能を不正利用する

このうち、ログイン情報を不正に入手される場合で多いのは、複数のSNSでIDとパスワードと使いまわしているケースです。何かのきっかけでログイン情報が流出してしまうと、他のSNSのアカウントにも影響が及ぶ可能性があります。

SNSのアカウント乗っ取りによる被害

SNSのアカウント乗っ取りによる被害

アカウントを乗っ取られることにより、以下のような被害が考えられます。

SNSにログインできなくなる

ログイン情報を不正に入手した第三者が、勝手にパスワードを変更することがあります。大手のSNSでは、パスワード変更の際に認証番号やセキュリティコードを発行している場合が多いのですが、友人と偽って認証番号を聞き出す詐欺手口も増えているようです。

本人になりすます

アカウントを乗っ取った第三者が本人になりすまし、他の人とメッセージをやりとりするケースがあります。嘘の内容を勝手に投稿するだけでなく、理由をつけて友人の電話番号やメールアドレスを聞き出すなど、他の人に被害を与えてしまうことも考えられるでしょう。

例えば、Facebookのアカウントが乗っ取られた場合、友達に対して勝手にイベントの招待が送られてしまう「イベントスパム」があります。
「イベントスパム」とは、勝手に有名ブランドのイベント招待を送り、偽のショッピングサイトへ誘導するという手口です。

SNSのアカウントが乗っ取られた時の対策

SNSアカウントが乗っ取られた時に、どう対応したらよいか分からず、慌ててしまうことがあるかもしれません。
アカウントが第三者に不正利用されていると気づいたら、以下の対策をとってみてください。

パスワードを変更する

ログインできる状態であれば、まずパスワードを変更しましょう。アカウントを乗っ取った相手は再びログインすることができなくなります。
パスワードを変更する際、他の人が推測しにくい内容にすることが大切です。

アプリ連携を解除する

Twitterでアプリ連携をしている場合は、アプリ連携を解除しましょう。アプリ連携解除は、アカウントの設定画面から行います。

一度退会する

それ以外の対策としては「退会」があります。頻繁に利用していないSNSであれば、思い切って退会してしまうのも一つの方法です。

SNSのアカウントが乗っ取られないにようする対策

SNSのアカウントが乗っ取られないにようする対策

乗っ取られた後に対策をとることも必要ですが、望ましいのは、ふだんからアカウントが乗っ取られないように対策をとっておくことです。

簡単に推測できるパスワードにしない

上の方でもご説明しましたが、パスワードは推測されにくい内容で設定することが大切です。以下のようなパスワードは避けましょう。

  • 「123456」「abcdf」など簡単な文字列
  • 自分や家族の名前・誕生日
  • 住んでいる地域の郵便番号
  • 好きなアーティストの名前・誕生日
  • ペットの名前
  • 英語の辞書に載っている一般的な単語

例えば、パスワードを自分の誕生日にしていた場合、SNSに誕生日が分かる内容が投稿されていると、パスワードが容易に推測できてしまいます。

パスワードは誰にも教えない

パスワードは、身近な人に聞かれても教えないようにすることが大切です。何かのきっかけで、教えた相手から拡散されてしまう可能性はゼロではないため、パスワードは誰にも教えない方が安心といえます。

パスワードは定期的に変更する

同じパスワードをずっと使っている人は多いものですが、パスワードは定期的に変更することによって、古いパスワードが漏えいした時の対策にもなります。
自分なりにルールを決めてパスワードを変更すると、うっかり忘れてしまうのを防ぐことができるでしょう。

各SNSのプライバシー設定、セキュリティ設定を確認

SNSにはプライバシーやセキュリティに関して設定できる機能があります。情報を公開する範囲を承認したユーザーのみにする、全員にするなど、変更が可能です。
多くのSNSでは、デフォルトの設定で情報が全員に公開される場合が多いため、非公開にしたい場合は自分で公開範囲を設定しましょう。

まとめ

今や多くの人が当たり前のように使っているSNS。今回は、SNSのアカウントを第三者に乗っ取られた時の被害例、乗っ取られた時の対策、乗っ取られないようにするための対策に分けてご紹介しました。
アカウントを乗っ取られた時にすぐに対応することは必要ですが、できれば乗っ取られないように対策をとっておいた方が安心ですね。

(参考情報)
総務省『平成29年版 情報通信白書』

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:Adobe Stock

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