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迷惑メールの種類と対策

トピックス 2018.12.11 迷惑メールの種類と対策をご紹介!不審なメールが届いたらどうすればいい?

総務省の『平成29年版 情報通信白書 』によると、インターネット利用時に感じる不安として「迷惑メール」を選んだ方が半数近くいる、という結果が出ています。 迷惑メールは年々増え続けており、見覚えのない宛先から大量にメールが届いた、海外から不審なメールが送られてくるなどの経験をお持ちの方は、多いのではないでしょうか。 今回は、迷惑メールの種類と不審なメールが届いた時の対策をご紹介します。

迷惑メールの種類

迷惑メールの種類

迷惑メールとひと口に言っても、その種類は1つではありません。ここでは、代表的な迷惑メールの種類についてご紹介します。

ウイルスメール

メール受信者のパソコンやスマートフォンに、コンピューターウイルスを感染させる目的で送信される迷惑メールです。
ウイルスに感染した場合、パソコンの動作に不具合が生じるほか、そのパソコンが接続しているネットワーク経由で、他者へ大量の迷惑メールを自動送信してしまうことがあります。

ウイルスメールの大半は、添付ファイルの形でウイルスが添付され、受信者が添付ファイルをクリックすることで、ウイルスに感染させるタイプです。
しかし、「ボットウイルス」は受信者に気づかれないように動作するため、メールを閲覧しただけで感染してしまうこともあるようです。

広告・宣伝メール

個人的な私信を装った内容で、出会い系サイトやアダルトサイトなどに誘導するタイプの迷惑メールです。心当たりのない送信者から同じ内容のメールが何度も送られてくるなど、一見して迷惑メールと分かる場合が多いという特徴があります。
ウイルスメールのような直接的な悪さはしませんが、この種のメールが大量に送られると受信箱がいっぱいになり、重要なメールを見逃してしまうことにもなりかねません。

詐欺メール

詐欺メールは虚偽の内容が記載されたメールを送り、受信者をだまそうとする迷惑メールのことです。例えば、 詐欺メールのひとつであるフィッシングメールの場合、大手企業や金融機関を装った偽のメールを送り、受信者の個人情報やパスワードなどを入力・返信させてだまし取ろうとします。

デマ・チェーンメール

嘘の情報を送り付け、受信者の不安をあおる「愉快犯」タイプの迷惑メールです。メールの受信や閲覧により直接的な実害は発生しませんが、メールの内容によっては不快感を覚える方がいるかもしれません。また、広告メールと同様に、一度に大量受信した際、重要な連絡を見逃す可能性もあります。

迷惑メールはなぜ届くの?

「知らないメールアドレスなのに、なぜ迷惑メールがたくさん届くの?」というお悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?実は大抵の迷惑メールは、あなた個人宛てに送信されるものではありません。

迷惑メールの多くはプログラムなどを利用し、「実際にありそうなメールアドレス」を推測し、何千件、何万件という単位で当てずっぽうに大量送信しています。その中で偶然あなたのアドレスに合致したものが届いてしまった、という仕組みなのです。

不審なメールが届いたら、どうすればいい?

「送信者に心当たりがない」「件名が怪しい」……このようなメールを受信したら、まずは安易にメールを開かないようにしましょう。ウイルス付きメールの可能性もあります。
また、添付ファイルがあっても開かず、メール本文にリンクが貼られていてもクリックしないようにしてください。迷惑メールであると疑われるメールは、開いて読まずにそのまま受信箱から削除するようにしましょう。

迷惑メール対策をご紹介

迷惑メール対策をご紹介

次々に届く迷惑メールを1件ずつ削除するのは手間がかかります。メールソフトの設定である程度対応できるほか、スマホのキャリアや契約プロバイダーなど、通信会社が迷惑メール対策を行ってくれるサービスも展開されています。

メールソフトのフィルター設定

メールソフトの設定を自分で変更可能な方は、フィルター機能を使って除外ワードを設定し、迷惑メールをゴミ箱へ振り分ける方法があります。

プロバイダーによる迷惑メール対策サービス

プロバイダーによっては、迷惑メール遮断サービスを提供していることがあります。不明な方は、プロバイダーへ問い合わせてみてください。

スマートフォンの対処法

スマホに届く迷惑メールは、契約している携帯電話会社のお客様サービスサイトなどで、迷惑メール対策の設定が可能です。多くの場合は無料なので、早めに対処しておくと良いでしょう。

セキュリティソフトがあれば万全?

セキュリティソフトをパソコンに入れている方も多いと思われますが、それだけで万全とは言えません。セキュリティソフトでは添付ファイル削除などの対策は行ってくれるものの、メール自体の遮断や振り分けはできない場合が多いのです。「セキュリティソフト+迷惑メール対策」で、二重のチェックを可能にしておくとより安心でしょう。

まとめ

今回は、迷惑メールの種類や、ご自身でできる迷惑メール対策についてご紹介しました。世の中にはさまざまな迷惑メール対策サービスがありますが、それでも完全に迷惑メールを遮断できるとは限りません。
もし、件名を見て「迷惑メールだ」と思ったら、「開かずに削除する」ことをおすすめします。メール本文を見てしまうと不安な気持ちになり、メールに記載されたアドレスをクリックしたり、添付ファイルを開いてしまったりする可能性があるからです。

(参考情報)
総務省『平成29年版 情報通信白書』

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:Adobe Stock

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