ニュース 2022.07.28 日本酒「萬歳楽」を扱う酒蔵元に不正アクセス、個人情報が流出した可能性も。
日本酒「萬歳楽」を販売している株式会社小堀酒造店は、7月15日、同社の販売管理システムのサーバーが不正アクセスを受け、同サーバーが停止していることを明らかにした。
発表時点では、外部の指示に従ってネットワークを隔離しているといい、販売管理システムが使用できないため事務処理が遅れるといった影響が出ているようだ。
すでに警察への報告は済んでおり、現在は被害の規模などを調査し、早く復旧ができるよう力を尽くしているという。
小堀酒造店は、7月27日までに業務を正常化させることを目指しているとしている。
流出した可能性のある情報や再発防止策について。
小堀酒造店によれば、クレジットカード情報やログイン情報などは、今回被害に遭ったサーバーで管理されていないため、情報が流出した可能性はないようだ。
しかし、不正アクセスを受けたサーバーには、顧客の氏名・注文内容・住所・電話番号などが含まれており、これらの情報は流出した可能性が考えられるという。
今回の不正アクセスを受け、ネットワークの再構築をおこなったり、セキュリティの強化をおこなったりすることで再発防止に向けて取り組むとしている。
これらのセキュリティ対策によって、「萬歳楽」をはじめとして多くの酒を販売してきた小堀酒造店の顧客が安心して購入できるようになることに期待したい。
【関連リンク】
・弊社販売管理システムサーハ゛ーへの不正アクセスについて(株式会社小堀酒造店)
https://www.manzairaku.co.jp/news.pdf
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock
