ニュース 2022.07.16 プライバシー保護人材育成のための3つの資格が創設、資格試験は10月から順次開始。
日本DPO協会は、7月5日、プライバシー保護人材育成のための資格認定制度および教育プログラムを創設し、資格試験制度を始めると発表した。
プライバシー保護人材育成のための資格認定制度では、
・日本DPO協会認定データ保護実務者(プライバシーホワイト)
・日本DPO協会認定データ保護スペシャリスト(プライバシーゴールド)
・日本DPO協会認定データ保護オフィサー(プライバシーブラック)
と3つの資格が設けられている。
2022年9月には教科書の販売開始が予定されており、10月にはプライバシーホワイトの資格試験制度を開始するという。
それ以外の2つの資格に関しては、2024年度までに開始する予定だと公表されている。
難易度別の3つの資格について
今回設けられた3つの資格は、レベルによって分けられている。
最も難易度の低い、プライバシーホワイトは、民間部門と公的部門の2種類が用意されており、グローバルなプライバシー保護の基礎を学べる資格となっている。
プライバシーホワイトは、15歳から受験が可能となっており、学生でも取得することができるため、これからは企業からこの資格をとることを求められることも増えていくのではないだろうか。
次に難しいプライバシーゴールドでは、個人情報保護法、米国や中国の法律、AIなどの分野で実務対応が可能なレベルの人材を育てるといい、プライバシーホワイトの資格を持ち、指定の事業者から専門教育を受けることが受験するための条件だという。
最も高度なプライバシーブラックは、知識を試されるだけでなく、論文や口述による試験をクリアしなければならないもので、DPOやCPOとして必要な資格を持っていることを認めるための資格となっている。
データ化が進んでいる今だからこそ、これからより必要とされるグローバルな専門知識を学び、資格に挑戦してみてはどうだろうか。
【関連リンク】
日本DPO協会 プライバシー保護人材育成のための教育・資格試験制度を創設(日本DPO協会)
https://dpo.or.jp/1750/
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock
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