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農研百姓塾のパソコンがEmotetに感染、不審メール送信の踏み台に。

ニュース 2022.06.01 農研百姓塾のパソコンがEmotetに感染、不審メール送信の踏み台に。

北海道の食材を使用した肉加工品などを販売する農研百姓塾は、5月17日、社内のパソコンがEmotet(エモテット)に感染し、従業員を装ったメールが送信されたと発表した。

発表によれば、送られてきたメールに添付されていたファイルを開いたことで、1台のパソコンがEmotetに感染してしまったのだという。

その後、感染したパソコンを踏み台にして、Emotetをばらまく目的の従業員を装ったメールがさまざまな相手へ送信されたという。

発表が出された時点で、なりすましメールの送信以外の被害は確認されていないといい、クレジットカード情報も提携先企業での管理がされていることから流出の心配はないとしている。

今回の件について、農研百姓塾は情報セキュリティ対策を強めていくことで同じことが起こらないよう努めていくようだ。

もしも農研百姓塾を装ったメールが届いたら。

農研百姓塾は、従業員になりすましたメールが届いた場合にはメールアドレスを確認するよう呼びかけており、ドメインが「@ganko-web.jp」ではないメールについてはファイルやURLには触れずに削除するよう求めている。

また、5月18日には、パソコンやスマホでなりすましメールを開封してしまった場合の対処法を追記している。

パソコンやスマホでメールを開いた場合には、メールを削除し、ウイルス駆除ソフトを活用することを勧めている。

また、パソコンでメール内の添付ファイルを開いた場合には、警視庁のサイトを参考に感染の有無の確認や駆除をおこなってほしいとしており、スマホで添付ファイルを開けてしまった場合には、iPhoneであれば最新のOSを維持し、Androidであればウイルス対策ソフトを活用するよう案内している。

【関連リンク】

【5/18 10:00 メールを開封してしまった場合について追記】当社を装った不審メールに関するお詫びとお知らせ(農研百姓塾)
https://ganko-web.jp/archives/1528.html

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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