ニュース 2022.05.16 サカイ引越センターの従業員が個人情報を一般ごみと混ぜて廃棄。
サカイ引越センターは、5月6日、従業員が個人情報を含む書類を一般ごみとして捨てていたことを明らかにした。
サカイ引越センターによれば、このことが起きたのは3月。
本当ならシュレッダーにかけるといった対応がされるはずだった、400人分以上にもおよぶ「氏名」「住所」「電話番号」などの個人情報が書かれた書類を、従業員1人が持ち帰った後に一般ごみとして捨てたという。
個人情報を含む書類が一般ごみとして捨てられていたことが明らかになったのは、4月に受けた通報がきっかけのようだ。
今回確認された約400人分以外に個人情報が外部へ漏れたかははっきりとわかっておらず、今後も調査を続けていくとしている。
個人情報をきちんと処理する大切さ。
世の中には、ごみ袋の中にある個人情報を狙っている人も存在するという。
氏名がわかれば、なりすましをすることも可能となり、電話番号や住所の情報があれば、ストーカーやセールスのターゲットとされる場合も考えられる。
防げたはずの情報漏洩が原因で、このような不快な思いをしてしまえば、企業や組織に対する顧客の評価が下がってしまうことにつながりかねない。
今後の対策や書類の廃棄方法によって、サカイ引越センターへの信用が回復することに期待される。
【関連リンク】
サカイ引越センター社員 個人情報約400人分を自宅ごみ捨て場に(NHK)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220506/k10013614241000.html
TEXT:セキュリティ通信 編集部
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