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飯野高校が個人情報を紛失したと発表、なくなったのは82名分の「指導要録」。

ニュース 2022.05.02 飯野高校が個人情報を紛失したと発表、なくなったのは82名分の「指導要録」。

三重県立飯野高等学校は、4月19日、平成13年度から平成20年度に転学・退学をした生徒の情報が記載された「指導要録」を紛失したと発表した。

「指導要録」は2種類にわけられており、生徒の「名前」「生年月日」「住所」「卒業後の進路」など学籍に関係する多くの情報が記録されたものと、成績や出欠数などが記録されたものがある。

今回紛失したとされているのは学籍に関係する情報が記録されたものだといい、数としては82名分の情報だという。

発表によれば、3月29日に書類作成をしようとした際に、保管場所としていた事務室内の金庫に「指導要録」がないことが確認され、学校内を探しても見つからなかったことから4月5日に紛失という判断が下されたという。

学校側は、記録の整理をした際に廃棄した可能性があると考えているようだ。

学校側の対応と今後の対策。

学校側は、紛失した「指導要録」に該当する82名の元生徒に対して、4月12日から4月18日の間に謝罪等の連絡をおこなったといい、保存データをもとに、紛失した「指導要録」は復元される。

在学している生徒には4月19日に学校長より説明がされ、保護者宛ての謝罪文書を配ったという。

今回の件について、校長は「個人情報を含む文書を紛失し、関係の皆様に深くおわび申し上げます」と述べており、「指導要録」などの個人情報は、複数の職員で整理および廃棄をおこなうことで、同じようなことが起こらないよう努めるとしている。

【関連リンク】

三重県立飯野高等学校(全日制)における指導要録の紛失について(三重県)
https://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/m0045100308.htm

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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