ニュース 2022.03.31 国税庁が運用するオンラインサービス「e-Tax」で接続障害発生、原因は不明。
国税庁が運用する国税の申告や納税ができるオンラインサービス「e-Tax」が3月14日昼頃から接続障害が起きていたことがわかった。接続障害が起きている時には、ログインができない、動作が遅くなるなどの現象がみられたようだ。
3月15日午前7時頃には接続状況が改善されたと発表しており、3月16日午後2時頃にはe-Taxでの接続は遅滞ない状態だと発表された。しかし、原因は3月16日の時点でも不明のままであるといい、原因を明らかにするために国税庁は「e-Tax」の運用をしている事業者と共に尽力するという。
また、国税庁は期限内に確定申告ができなかった人に対して、書面での提出または期限の延長手続きをするよう求めた。
期日1日前に起こった通信障害、復旧はいつ。
2021年度分の確定申告の申告書を受け付けてもらえるのは、新型コロナウイルスの影響で期限を守ることが難しい場合を除き、22年2月16日から3月15日までとなっている。
期限1日前に「e-Tax」での通信障害が起きてしまったことから、確定申告が済んでいない人もおり、早く手を着けるべきであったといったようなギリギリの行動を悔やむ声もTwitterでつぶやかれていたという。
今回の通信障害の一件を受け、freee株式会社は無料クラウド会計ソフト「freee会計」で延長の申請ができるようにしたと発表している。ただし、延長できる期間については「e-Tax」の障害が解消されるまでわからない。
【関連リンク】
freee、e-Taxの障害による確定申告延長手続きに対応(freee)
https://corp.freee.co.jp/news/20220316freee_eTax.html
e-Taxの接続障害、改善するも完全復旧ならず 申告難しければ書面対応か延長申請を(ITmedia NEWS)
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2203/15/news074.html
e-Taxの接続障害、サービス状況は“遅滞無し”に 原因は未解明(ITmedia NEWS)
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2203/16/news150.html
TEXT：セキュリティ通信 編集部
PHOTO：iStock
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