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「LockBit 2.0」を操るグループ、ロシアのウクライナ侵攻には関わらないと主張。

ニュース 2022.03.12 「LockBit 2.0」を操るグループ、ロシアのウクライナ侵攻には関わらないと主張。

「LockBit 2.0」を使用してサイバー攻撃を行うグループは、2月28日、ダークネットに存在するWebサイトで、ウクライナ侵攻におけるサイバー攻撃をしないという旨が記載されたテキストデータを公開した。

同グループは、ランサムウェア「LockBit 2.0」を使用した活動はビジネスであり、政治的なことには関心がないとして、国際紛争には関わらないと主張している。

「LockBit 2.0」は、感染するとデバイス内にあるファイル等のデータを暗号化し、拡張子(文書ならdocx、写真ならjpgといったファイル名の後ろにつくもの)を「lockbit」に変えられるランサムウェアのことである。

暗号化するだけでなく、デバイス内のデータを盗み、インターネット上に公開して脅すこともある。

ハッカー集団達はどの国を支持する?

ロシアのウクライナ侵攻が起きたことによって動きを見せたのは、「LockBit 2.0」を開発した集団だけではない。

ハッカー集団の「Anonymous(アノニマス)」は、2月25日、Twitterで「ロシア政府を標的にした対抗作戦を実行する」と投稿し、2月26日にはロシア政府等のWebサイトにサイバー攻撃を行っているという内容の投稿もしている。

また、「Conti(コンティ)」とよばれるランサムウェアの一種の開発をおこなうグループは、一時はロシア政府を全面支持するとの声明を出したが、その後、ロシアへ向けたアメリカのサイバー攻撃に対する報復はするが、ウクライナ侵攻においてはどの政府とも同盟を結ばない、という内容に変更した。

【関連リンク】

ランサムウェア集団「Lockbit 2.0」、ロシアのウクライナ侵攻に関与しないと声明 「無害な仕事から得る金銭にしか興味がない」(ITmedia NEWS )
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2202/28/news175.html

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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