ニュース 2022.03.08 東京大学、個人情報が含まれたUSBメモリを紛失。
2月24日、東京大学は個人情報が含まれたUSBメモリを1個紛失していたことを発表した。
このUSBメモリは教員が使用していたもので、本人は令和4年1月17日に失くしたことに気付き、令和4年1月18日に東京大学へ報告をしている。最後に確認がされたのは令和3年12月16日だといい、捜索してはいるものの、USBメモリはまだ見つかっていないようだ。
USBメモリの中には、令和3年度学士入学試験の際の2名分の顔や氏名を含む録画、答案のスクリーンショット等の個人情報に加えて、令和4年度学士入学試験問題の草稿や過去問題など入試に関する情報が含まれていたという。
草稿はすでに破棄されており、2月24日の時点で、今回の紛失による個人情報の悪用は報告されていない。
セキュリティ機能を活用、再発防止に取り組む
今回紛失したUSBメモリは、パスワードをかけることのできないタイプであったため、現時点で確認されていないものの、第三者の手にわたってしまえば悪用される危険性が高まる。
USBメモリに個人情報が入っていた2名には、情報漏洩の可能性があるとして、今回の件についての説明や謝罪をおこなった。
大学内の教員に注意喚起をしたうえで、今後は保管場所を変更したり、パスワードの設定をしたりするなど、セキュリティ機能を活用して再発防止に取り組んでいくという。
この先、東京大学で学士入学試験を受ける生徒が安心できるように、セキュリティ機能を駆使し、個人情報を守ってくれることに期待だ。
【関連リンク】
USB メモリの紛失について(東京大学)
https://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/info/7774/
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock
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