ニュース 2022.02.24 NEC、新クラウドサービスを発表。ワクチン接種完了確認が顔認証で可能

このサービスでは、新型コロナワクチン接種証明書アプリと連携し、顔情報と証明書情報を紐づけることで、施設の入場やイベント会場におけるワクチン接種完了の確認を顔認証で行うことが可能となる。

提供開始は2022年3月末、2023年度中に1,000か所への導入を目指すとしている。生体認証とID連携機能を一体化したクラウド基盤サービス「NEC I:Delight Services」のひとつの機能として、観光施設等の多様な場で利用することを想定しているという。

国内でのコロナのワクチン接種が進んでおり、摂取した場合には紙やアプリでのワクチン接種証明書の発行がなされている。だが、ライブなど大規模なイベントで一人ひとり確認しようと思えば、スタッフと利用者との距離が保たれないうえに、時間も手間もかかってしまう。

クラウドサービスとして提供がされることから、初期費用を抑えることができ、導入にあたっての準備も短期間で可能だ。また、メンテナンス等が不要なため、導入後の運用も容易だという。

NECは、ワクチン接種だけでなくチケットの確認が同時におこなえる機能も予定しており、今後のサービス強化に期待が高まる。

【関連リンク】

NEC、顔認証でワクチン接種完了を確認できるクラウドサービスを提供開始～新型コロナワクチン接種証明書アプリと連携し、観光施設やイベントの入場時における安全・安心に貢献～(NEC)
https://jpn.nec.com/press/202202/20220210_01.html

TEXT：セキュリティ通信 編集部
PHOTO：iStock