ニュース 2022.02.16 グループウェア導入企業の半数以上がセキュリティ機能を利用せず-ALSI 調査結果
コロナ禍に入って以降、スケジュール管理、ファイル共有、といった日常業務に欠かせない作業をこなすため、「Microsoft 365」「Google Workspace」「サイボウズ Office」など、グループウェアを導入する企業が増えている。
しかし、各アプリに含まれているセキュリティ対策機能までは、充分に活用しきれていない実態がみえてきた。
アルプス システム インテグレーション(東京都大田区)は、企業の情報システム担当者を対象に「コロナ禍におけるグループウェアとセキュリティサービスの利用実態調査」を行い、結果を一部公開した。
調査期間は、2021年12月2日(木) から2021年12月3日(金)の2日間で、従業員数100名未満から5,000名以上の企業に所属する、情報システム管理者815人が回答している。
情報システム担当者も知らない?便利なだけではないグループウェアの活用方法
「グループウェアとセキュリティサービスの利用実態調査」の結果によれば、Microsoft365を「利用している」か「利用を検討している」と回答した人は、76.4%だった。
ところが、ライセンスに含まれている「デバイス管理」や「モバイルアプリケーション管理」の機能を利用していない企業は、半数以上の50.2%。ファイル共有ソフトウェア「SharePoint」を利用していない企業は、60.1%だった。
在宅勤務が進む環境下において、自宅のパソコンを使う従業員も増えた。
しかし、従業員の使うパソコンやアプリケーションの管理、安全な資料共有の方法までは徹底出来ていない可能性が高い。
現状では、在宅ワークで散り散りになった従業員たちが、とりあえずクラウドウェアを利用し、目の前の業務をこなしていることも考えられる。
グループウェアにはセキュリティ対策機能も用意されていること、活用方法などについても、説明をしていく必要がありそうだ。
【関連リンク】
・ALSI、企業でのクラウドサービス利用の課題に関する調査結果を発表 「コロナ禍におけるグループウェアとセキュリティサービスの利用実態調査」(ALSI)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000113.000025498.html
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock
- tag