ニュース 2022.01.22 人気ブランドを装うサイトに要注意~「任天堂」のセールを装う偽サイトが発生中
ブランド名や企業名は、ユーザーにとって、信頼に値する商品・サービスが提供されるかどうかの重要な判断基準になっている。
人気のあるブランドや誰もが知っている企業であれば、全く情報のないブランドより安心感が高いのは間違いないだろう。
しかし、そうした心理を逆手に取り、ブランド名を装った詐欺サイト・詐欺サイトへの誘導メッセージは、相変わらず後を絶たない状態だ。
フィッシング対策協議会の発表によれば、2021年12月、77件のブランド(海外含む)がフィッシングに悪用されているという。
悪用されたブランドは、Amazon、メルカリ、三井住友銀行、ETC利用照会サービスと続き、1000件以上のフィッシング報告を受けたブランドは、12ブランドあった。
公式サイトのロゴ画像を不正使用。一見本物と見分けがつかない偽サイト
フィッシング詐欺の出現が止まらない状況の中、任天堂でも、1月14日、同社公式Webサイトの偽サイトが存在することを確認したと発表した。
偽サイトは、任天堂のロゴが表示されていて、一見、本物と見分けがつかない。
この偽サイトでは、Nintendo Switchなどの商品がセール価格で買えるかのように記載されているが、商品を購入しようとすると、個人情報の入力を求められるなど、不正に個人情報を窃取される恐れがある。
任天堂の公式URLは、「https://www.nintendo.co.jp/」。
同社は、偽サイトを発見したり、被害にあった場合は、すぐに警察に連絡するよう呼びかけている。
【関連リンク】
・2021/12 フィッシング詐欺報告(フィッシング対策協議会)
https://www.antiphishing.jp/report/monthly/202112.html
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock