ニュース 2022.01.19 スマホを守る対策を~スマホユーザーをひっかける詐欺サイト5000件超え
スマートフォンなどのモバイル端末が、知らないうちにマルウェアに感染している。
こうした言葉を聞いても、自分には関係ないと思ってしまいがちだ。しかし、モバイル端末が情報窃取マルウェアに感染しているという報告は、2018年頃から確認されていて、増加を続けている。
モバイル端末を攻撃するために作られたフィッシング詐欺サイトなどの不正Webサイト数は、直近で5000件を超えたという。
JPCERTコーディネーションセンター(Japan Computer Emergency Response Team Coordination Center)は、12月23日、公式ホームページのFAQで、スマートフォンなどモバイル端末向けの「セキュリティ対策ノウハウ」を公開し、注意を呼び掛けている。
スマホのマルウェア感染、見覚えのないアプリが入っている可能性
普段使っているスマートフォンなどのモバイル端末が、マルウェアに感染しているかどうか。もっとも簡単に確認する方法は二つ。
一つ目は、スマートフォンのアプリ一覧に、見覚えのないアプリが無いかどうか。見覚えのないアプリは、誤ってフィッシング詐欺サイトにアクセスして、ダウンロードしてしまった可能性もあるので、見つけたらすぐに削除をした方がよい。
もう一つは、請求書の確認だ。こちらも見覚えのない課金が無いか、利用料金がいつもより上がっていないかなどを確認しておくとよいだろう。
いつもと違う点に敏感になっておくことで、危機回避が可能になる可能性がある。
JPCERTコーディネーションセンター(Japan Computer Emergency Response Team Coordination Center)は、政府や企業から独立した中立的立場の組織。
サイバーセキュリティに関するインシデントについて、日本全国の発生報告を受け付け、発生状況を把握し、再発防止に向けた対策を技術的立場から支援するなど、セキュリティ対策に関する一連のサポートを行っている。
【関連リンク】
・モバイル端末を狙うマルウェアへの対応FAQ(JPCERT/CC)
https://blogs.jpcert.or.jp/ja/2021/12/mobile-malwarefaq.html#faq9
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock
