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プログラミング知識ゼロの教員を救う「しくみデザイン」のプログラミング教育者向けアプリ「Springin’ Classroom」発売開始

ニュース 2021.12.26 プログラミング教育、プログラミング知識ゼロの教員を救う「しくみデザイン」の教育者向けアプリ「Springin’ Classroom」発売開始

プログラミング教育は、これからの時代には確実に必要な知識で、必修科目となることは誰もが歓迎することなのかもしれない。

しかし、プログラミングを教える立場である教員には、プログラム知識を学んだことのない教員も当然ながら多く、不安や悩みを抱えている。

そんな教員の悩みに答えることのできる教材が発売された。

システム開発のしくみデザイン(福岡県博多区)の教材アプリ「Springin’ Classroom」は、小学校、中学校、そして民間のプログラミング教室も使うことができるもので、プログラミングを学んだことのない教育者であっても、子供たちに楽しんで学んでもらえる指導ができる、教育者向けサービスだ。

同アプリは、「つくる楽しさを知っている人を増やす」ことをミッションとして掲げていて、生徒たちは、自分で描いた絵や音を使ってゲームを作ることができるという。

小中学校教員の半数がプログラミングを教えることに不安を感じている

小学校でのプログラミング教育は、2020年から必修となっている。

中学校でも、2021年から、中学校の3年間で学んでおくべきプログラミング知識についてまとめられた「プログラミング教育の新学習指導要領」が全面実施されることとなり、現在の中学3年生は、1年間で3年分の知識を学び、中学2年生は、2年間のうちに3年分の知識習得が必修となった。

こうした状況下、課題となるのは、臨機応変にプログラミングを教えることのできる小中学校の先生がどのくらいいるのか、ということだ。

プログラミング教育を受ける機会のなかった先生も多いものの、授業では実際にプログラムを作る機会もあり、教科書の知識だけでは教えられないこともある。

LINEみらい財団が、2019年末に全国の小学校教員を対象に調査し、2020年8月に公開した「プログラミング教育必修化に関する調査報告書」では、半数以上の57.4%の教員が「日々の業務でプログラミング教育のことを考える時間や余裕がない」と回答している。

また、「プログラミング教育の授業を通じた評価の仕方がわからない」「具体的な指導案や授業例などの情報を得られていない」「学習指導要領に例示のない授業のイメージが湧いていない」「どのような教材を使えばいいのかわからない」という回答もそれぞれ約半数あった。

しくみデザインの新サービス「Springin’ Classroom」は、こうした悩みに答える教材として、2022年度中に1000校ほどへの導入を目指している。

【関連リンク】

・プレスリリース(しくみデザイン)
https://www.shikumi.co.jp/classroom_start/

・プログラミング教育(文部科学省)
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1375607.htm

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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