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米SNSが中国市場から消えてYahooも撤退

ニュース 2021.11.15 米SNSが中国市場から消えてYahooも撤退

米Yahooは中国から撤退することを決め、11月1日から、利用者へのコンテンツ提供を中止した。

Facebook、Twitter、Instagram、YouTube、WhatsAppなど米大手SNSも、ここ数年で軒並み、中国本土からサービスを撤退しており、最後に残っていた米Microsoft傘下のLinkedInも年内の撤退を表明したばかり。

中国では、8月の全国人民代表大会で可決した「個人情報保護法」が11月1日に施行され、インターネット規制はますます厳しくなった。

同法は、サイバーセキュリティ法、データセキュリティ法と合わせ、データ保護のための基本法として位置づけられるもので、中国で個人情報の取り扱いに特化した初めての法律となる。

TeslaとApple、中国の厳しい「個人情報保護法」施行に怯まず対策進行中

施行された「個人情報保護法」では、例えば、中国国内において、サービスの利用過程で得られた個人情報は、中国国外に転送することが厳しく制限されている。

転送する場合には事前審査が必要であり、同法に違反した場合は、最大5,000万元(約8億9千万円)または、前年度売上高の5%以下の罰金が科されるという。

同法の施行に向け、電気自動車を世界展開する米Teslaは2021年5月、中国国内にデータセンターを設置。中国本土で販売した自動車から収集されるデータは、中国国外に出さないことを明言した。また、米Appleも同法施行に向けて準備を進めているとし、iCloud用のデータセンターを中国国内に建設した。

【関連リンク】

・米ヤフー、中国から撤退 規制強化で継続困難に(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN02C8U0S1A101C2000000/

 

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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