ニュース 2021.10.31 深刻なAI人材不足、ソフトバンクは高校教育向け「AIチャレンジ」提供へ
AIを活用できる人材の育成は、世界中で繰り広げられており、日本は遅れをとっているといわれている。
経済産業省が2018年6月から2019年3月にかけて行ったIT人材需要に関する調査とその試算では、日本のAI人材は、2030年度までに12万人以上不足するという予測結果がでた。
こうしたなか日本のプログラミング教育は、学校教育の必修科目として、順次導入されていくこととなっている。
2020年度から小学生、2021年度から中学生、そして、2022年度からは高校生が対象だ。
ソフトバンクは、この2022年度4月から始まる、高校のAI教育必修化にあわせ、10月20日、高校生向けAI教育プログラム「AIチャレンジ」の提供を開始すると発表した。
高校生向けAI教育教材には、高度な処理もかんたんに操作可能なツールを採用
ソフトバンクが用意したプログラムは、全国の高等学校に導入可能な二つのコース「AI活用リテラシーコース」と「AI活用実践コース」。
教材には、ソニーネットワークコミュニケーションズの予測分析ツール「Prediction One」、Googleの機械学習モデル作成ツール「Teachable Machine」と自然言語対話プラットフォーム「Dialogflow」が使われる予定。
どのツールも直感的なUIになっていて、専門知識がなくても高度な処理を体験することができるという。
プログラム利用料金は、1校あたり年間13万2,000円。
【関連リンク】
・ソフトバンク、高校向け教育プログラム「AIチャレンジ」2022年4月に提供開始(ICT教育ニュース)
https://ict-enews.net/2021/10/softbank/
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock
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