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Google広告を利用し拡散されるマルウェア「Zloader」

ニュース 2021.10.09 Google広告を介して拡散されるマルウェア「Zloader」に要注意

Microsoftは、9月23日(米国時間)、身代金要求型ウイルスを配布するためのマルウェア「Zloader」が、Google広告を利用して拡散されていることが分かったとTwitter上で発表した。

ユーザーが気がつかずに、Google広告を経由してマルウェア「Zloader」にアクセスすると、MicrosoftのWindows10搭載PCにプレインストールされている、ウイルス検出のためのセキュリティ対策ソフト「Microsoft Defender Antivirus」(旧Windows Defender)が無効化されてしまう。

ウイルス検出ソフトが無効になったその隙に、パソコンはウイルスに感染し、情報を窃取されてしまうという仕組みだ。

バンキング型トロイの木馬から、より自然にアクセスされるGoogle広告を悪用

マルウェア「Zloader」は、もともとはインターネットバンキングに関する情報窃取を狙う、バンキング型トロイの木馬と呼ばれるもので、2015年8月、複数の英国金融機関へのサイバー攻撃に使われた。

従来は、メールに添付されたWordやExcelファイルなどにアクセスさせることで感染を拡げる手法をとっていた。

しかし、Microsoftの報告によれば、今回のマルウェアの拡散方法は、正式なGoogle広告が悪用されているという。

同社は、この調査報告を「責任を持ってGoogleに報告している」と述べ、引き続き、ウイルスの動向を注視していくとした。

【関連リンク】

・グーグル広告を悪用したマルウェア配布--メール利用からの移行をMSが指摘(ZDNet Japan)
https://japan.zdnet.com/article/35177146/

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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