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小説投稿サイトカクヨムのコピーサイト出現

ニュース 2021.09.23 小説投稿サイト「カクヨム」のコピーサイトが出現、投稿作品データも不正表示

KADOKAWA(東京都千代田区)は、9月6日、Web小説投稿サイト「カクヨム」を装うコピーサイトが確認されたとして、カクヨム上で、利用者に注意喚起を行った。

コピーサイトでは、「カクヨム」サイトから掲載作品データを不正取得し、表示していたという。同社は、9月3日、データ窃取に使われていたとみられるIPアドレスを遮断し、詐欺サイトが掲載されているサーバー管理会社に、サイトの削除依頼を行った。

模倣サイトに誤ってログインを試みた場合、入力した個人情報をそのまま窃取される危険がある。

いつもログインできるサイトに、ログイン出来なくなった場合など、少しでも不審に感じたら、URLなどで正規サイトであることを確認する習慣をつけておきたい。

小説投稿サイト「カクヨム」、登録者数は4年で50万人越え

カクヨムは、KADOKAWAとはてな(京都府京都市)が共同開発し、2016年に開設されたサイト。登録会員数は、2020年5月時点で50万人を超え、急成長している。

プロアマ問わず小説を発表できる小説投稿サイトは複数あるが、日本最大級の老舗サイトはヒナプロジェクト(大阪府枚方市)の「小説家になろう」で、開設は2004年、登録者数は、2020年10月時点で190万人を超えているという。

登録ユーザー数が増えるなど注目を集める業界やサイトは、現状、サイバー犯罪の標的になることは避けられない。

今回は、KADOKAWAへの不正アクセスではないため、個人情報漏えいなどは生じていないが、ユーザーは、うっかり不審なサイトにアクセスしないように注意する必要がある。

【関連リンク】

・小説投稿サイト「カクヨム」に偽サイト - 正規サイトからデータを取得して表示(Security NEXT)
https://www.security-next.com/129708

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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