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Google開発者カンファレンスでAndroid 12 の新機能公開

ニュース 2021.05.29 Google開発者カンファレンスで、Android 12 の新しいプライバシー機能を公開

米Googleは、5月18日(米国時間)、オンラインの開発者会議「Google I/O」を開催した。

新たなデザイン思想をとりいれたAndroid最新版 Android 12の新デザインやセキュリティ機能について紹介。さらにこの日、Google Pixelをはじめとする10社のスマートフォン向けに Android 12ベータ版の公開も始めた。

Android 12、残しておきたくない検索履歴は「QUICK DELETE」

Android 12 では、プライバシー・セキュリティについて、操作も分かりやすく、管理もしやすくなっているという。

たとえば、Google検索の「Quick Delete」機能では、最新15分間の検索履歴をすぐに削除することができる。普段は興味のないことを、誰かのために調べたり、仕事上の都合で検索することは、多くの人が経験していることだろう。そうした履歴については、残しておきたくないこともあるかもしれない。必要なければ、「Quick Delete」ですぐに消す習慣をつけておくことが可能だ。

Googleマップでは、GPSをONにしておくことで便利なことも多い反面、全ての行き先がサーバーに残ることに抵抗がある場合もあるだろう。今回の新機能では、タイムラインから特定の履歴を削除することも可能になった。

また、操作の面でも、各アプリが、どのデータにアクセスしているか、種類と頻度の権限設定をまとめて行うことのできる設定画面ができる他、アプリが自動的に、カメラ画像やマイクの音声などをにアクセスしている状態になった場合に備え、瞬時にオフ状態に戻すことができるクイック設定も設けている。

2年ぶりのGoogle I/O 2021で示された、新デザインと安心感

カンファレンス冒頭、スンダー・ピチャイCEOは、パンデミック下におけるGoogleの基本的役割について述べた。Google検索で、世界のワクチンサイトにアクセスできることや、CDCやFDA、WHOなど重要機関の情報へもアプローチしやすくなっている点に触れ、正確で質の高い情報提供を行っているとした。

今回のカンファレンスは、二年ぶりの開催だった。新たなデザインコンセプトや魅力的な新機能も多く紹介されたが、やはり、基本的に安心安全あってこその、楽しみだ。

いつも近くに置いておきたいスマートフォンは、マルウェアによる個人情報窃取や盗聴盗撮などの心配ごとをできる限り回避し、安全に、楽しく、情報にアクセスできる存在でいてほしい。

日本でのAndroid 12 の発売は、2021年後半頃の見込み。

【関連リンク】

・Google、スマホでの個人情報の利用確認しやすく(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN1906U0Z10C21A5000000/

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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