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富士通とトレンドマイクロがスマートファクトリー環境構築でセキュリティソリューションなど共同検討へ

ニュース 2021.05.12 世界で加速するスマートファクトリー環境へ、富士通とトレンドマイクロが新ソリューションを実証

製造業のデジタルトランスフォーメーションは、世界中で加速している。

日本企業にとっても例外ではなく、「スマートファクトリー」化への取り組みは、生産性向上、品質改善のみならず、労働人口減少対策としても重要課題だ。

経済産業省は、2017年5月に「スマートファクトリーロードマップ」を公開しており、「ものづくり企業は20~30年後の未来に向けて、製造現場のデジタル化・ソフトウェア化への対応など7つの戦略課題に対応する必要がある」と積極的に導入する指針を示している。

こうしたなか、富士通株式会社とトレンドマイクロ株式会社は、4月8日、無線通信システムローカル5Gを活用したスマートファクトリー環境に、サイバー攻撃対策などを強化するセキュリティソリューションを実装。その有効性が実証できたと発表した。

グローバル展開を視野に、富士通とトレンドマイクロがソリューション共同検討へ

今回行われた、富士通のFUJITSUコラボレーションラボ(神奈川県川崎市)における実証実験では、スマートファクトリー化の実現にむけ、高精細監視カメラ、無人搬送車両を稼働させたローカル5Gシステムに、トレンドマイクロが同日発表した新製品、5G/ローカル5G向けセキュリティソリューション「Trend Micro Mobile Network Security」(TMMNS)を実装している。

トレンドマイクロは、同日、5G環境をサイバー攻撃から保護するためのセキュリティー製品を4月15日から提供することを発表。

一般企業が、独自の5G基地局を構築できる「ローカル5G」も対象とするとしており、今回の実証は、これを活用したかたちだ。

富士通は、3月30日、富士通小山工場(栃木県小山市)でのローカル5Gシステムの運用を開始。両社は今後、グローバルへの展開を視野に、ローカル5G向けセキュリティソリューションの商品化を共同で検討していくという。実証検討期間の完了目標は2021年9月。

【関連リンク】

・富士通とトレンドマイクロ、ローカル5G対応のセキュリティソリューションを共同で実証(クラウドWatch)
https://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/1317318.html

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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