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マイクロソフトがRPA機能をWindows10ユーザーに無償提供開始

ニュース 2021.03.24 MicrosoftがRPA機能をWindows10ユーザーに無償提供

米Microsoftは、 3月2日(米国時間)、RPA機能である「Power Automate Desktop」をWindows 10ユーザーに無償公開すると発表した。

RPA(Robotic Process Automation)とは、たとえば、毎週行うデータ集計のように、反復性が高く、しかも複数のソフトウェアをまたいだ作業を自動化することが可能な、業務効率化を目的としたソリューションである。

Microsoftでも、これまでは企業向けに有償で導入している。

今回の発表は、これまで企業で使われてきたこの機能を、個人で利用することができるというもの。しかも追加料金は必要ないという。

RPAロボットのセキュリティ対策

Microsoft製品に限らず、一般的に、RPA導入企業の満足度は高く、2018年頃から日本国内のRPA市場も急速に拡大している。

社内でRPAが活用され始めると、複数のRPAが存在するため、管理者不明の「野良ロボット」が生まれるセキュリティリスクも考えられるだろう。しかし、こうした事態に備えて、企業向けのRPAロボットでは、ロボットごとに、役割りや管理者が登録できたり、実行ログを記録するなどの対策が施されている。また、現在では、複数のRPAロボットを一元管理するソフトウェアなども登場している。

RPA、導入企業ではテレワークの業務効率化にも貢献

MM総研が、2月15日、日本国内で利用されている18のRPA製品を対象に、導入率の推移、満足度、今後の利用意向などを調査分析したレポートを発表している。

同調査は、2020年12月28日〜2021年1月7日、国内企業2,000社を対象にWebアンケートで実施された。

この調査によれば、RPA導入前の企業については、導入を検討するとした企業が9%下落した。これは、新型コロナウイルス感染症の流行により、IT予算がテレワーク導入準備に充てられたためではないかと同社は推測している。

一方で、RPA導入済み企業については、この時期、RPA活用度は上がっていた。

RPA活用部門数・業務数が「増えた」47%、「減った」14%となっており、在宅勤務での作業効率化、または、人員不足を補うツールとしても役立っていると見ているという。

今後の活躍が楽しみな機能だ。

【関連リンク】

・Microsoft、デスクトップ操作の自動化ツールをWindows 10ユーザーに追加費用なしで提供(窓の杜)
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1309591.html

・MM総研、RPA国内利用動向調査 - 導入企業が活用を本格化、AI-OCR導入も2割(マイナビニュース)
https://news.mynavi.jp/article/20210216-1733618/

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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