ニュース 2021.01.23 ゆうちょ銀行、キャッシュレス決済口座連携再開と「mijica」終了から新カード発行へ
ゆうちょ銀行は、1月8日、同行のVisaデビットカード・プリペイドカード「mijica」を2022年夏に終了し、2022年春には新たなブランドのデビットカードを発行すると発表した。
また、ゆうちょ銀行口座とキャッシュレス決済サービスを連携させた「即時振替サービス」は、1月13日より順次取引を再開する。
ゆうちょ銀行のセキュリティ不備は、2017年夏から
ゆうちょ銀行のセキュリティ不備は、昨年9月、一気に発覚した。
「mijica」は、2020年9月16日から、送金機能、サイト上のチャージの使用を停止しているが、こちらはこのまま再開はせず、ATMでの現金チャージなど、安全が確認された機能のみに限定して、新ブランドが始まるまでの間、使用可能にするという。
12事業者と連携していた「即時振替サービス」についても、同じく昨年9月16日からサービスを停止ししていた。今回取引を再開するのは8事業者。
サービス再開にあたっては、オンライン本人確認「eKYC」の採用や補償対応ガイドラインなどを定めることで再発防止に努めているとしている。
続々と明らかになった一連のセキュリティ不備は、2017年夏から被害が出始めており、親会社の日本郵政を含む、経営幹部もその事実を把握していたという。
しかし、補償されないまま3年以上放置されていた被害者もいるといい、そうした対応がどう解消されたのかは不透明なままだ。
ゆうちょ銀行に限らず、我々利用者は、銀行口座やカード利用明細の金額確認は引き続きまめに行い、見慣れない出金などを見つけた場合には、どんどん声をあげていく必要がある。
【関連リンク】
・ゆうちょ銀、 スマホ決済サービスと口座連携を再開へ(朝日新聞)
https://digital.asahi.com/articles/ASP1864CJP18ULFA019.html?_requesturl=articles%2FASP1864CJP18ULFA019.html&pn=6
TEXT:セキュリティ通信 編集部
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