ニュース 2021.01.22 アンインストールを強く推奨「Adobe Flash Player」
Adobeは、2020年12月31日、Flash Playerのサポートを予告通り、正式に終了した。
2021年1月12日以降は、ローカル環境であってもFlashコンテンツの実行はブロックされる予定だが、Flash Playerそのものはユーザーがアンインストールしない限りはシステムに残り続ける。
同社は、今後はセキュリティパッチの提供などもなくなるが、Flash Playerは常にハッカーの標的になっていることから、直ちにアンインストールするよう強く推奨している。
Flash Playerは、これまでセキュリティホールとなっていたため定期的にアップデート版を提供せざるを得なかったが、昨年12月12日にとうとう最終版をリリース。
今後は、全てのFlashコンテンツがブロックされるはずだが、どんなウィルスやサイバー攻撃が仕掛けられるかは未知数だ。
そのため、ユーザーは、直ちに同ソフトをシステムから完全に削除しておく必要がある。
アンインストールの手順は、Adobe公式ページで公開されている。
3年間の猶予期間を経て、混乱なくきれいに終了
Flash Playerのサポート終了は、2017年の7月に発表されている。3年間の移行期間を設け、その終了期日が2020年12月31日だった。
アドビシステムズ社の発表以降、新しいウェブ規格への移行は加速し、HTML5では、videoタグが追加されたため、プラグインがなくても動画再生が可能になった。
現在、ChromeやSafari、Firefoxなどのブラウザでは、初期設定でAdobe Flashは無効化されているが、Flash Playerの削除もブラウザのアップデート時に行われる予定だ。
【関連リンク】
・Adobe Flash Playerサポート終了情報ページ(Adobe)
https://www.adobe.com/jp/products/flashplayer/end-of-life.html
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock
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