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一流サイバーセキュリティ企業FireEyesが標的型サイバー攻撃を受ける

ニュース 2021.01.16 米FireEye、セキュリティ診断ツール「Red Team」を盗まれる

米サイバーセキュリティ企業のFireEyeは、12月8日(米国時間)、標的型のサイバー攻撃を受け、攻撃診断ツール「Red Team」を盗まれたことを公式ブログ上で公表した。

Red Teamは、サイバー攻撃のシナリオに沿って組織のセキュリティプログラム能力を診断するためのツール。不正アクセスなどのインシデント対応力をテストするため、実際に攻撃を仕掛け、検出された脆弱性の改善に役立てる。

FireEyeは、攻撃者がなぜRea Team評価ツールを盗んだのかは不明とし、「ツールを使用するつもりなのか、それとも公開するつもりなのかはわからない」と述べている。

FireEye株価急落 洗練された技術力は、国家支援による攻撃と確信

Fire Eyeは、世界中の企業がハッカーの攻撃を阻止するために利用している信頼度の高いサイバーセキュリティ企業の1つ。

今回の攻撃は、過去に例のない新しい技術の組み合わせで行われているといい、一流の洗練された技術が用いられ、規模も大きいことから国家の支援する攻撃だと断定したという。

現在、同社は、米連邦捜査局(FBI)、米Microsoftなどのパートナー企業と協力して全容を調査中であり、また、Red Team評価ツール盗難による影響を最小限に抑えるため、Red Team評価ツールの対策ツールをGitHubで公開した。

【関連リンク】

・米サイバーセキュリティ企業、「国家ぐるみ」のハッキング攻撃受けたと(BBC News)
https://www.bbc.com/japanese/55241165

・FireEye Shares Details of Recent Cyber Attack, Actions to Protect Community(Fire Eye)
https://www.fireeye.com/blog/products-and-services/2020/12/fireeye-shares-details-of-recent-cyber-attack-actions-to-protect-community.html

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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