ニュース 2020.12.27 Facebook Japanも中高生向けデジタルリテラシー教育プログラム『みんなのデジタル教室』提供開始

コロナ禍では、学校教育においても、職場においても、オンラインサービスを利用する機会は大幅に増加した。

米Facebookは、オンライン利用者が責任あるデジタル市民としてのふるまい方を学べる教育プログラムの提供を各国で展開しており、2020年内にアジア太平洋地域8カ国で、200万人が受講予定だという。

日本で展開する「みんなのデジタル教室」は中学生と高校生向けに用意されており、同社パートナー団体の指導の下、SNS上で活躍するクリエイターのインタビュー映像などを用いて、SNSを適切に活用するポイントやセキュリティの保護などについて教えていく。

Facebook Japanは、日本での提供開始にあたり、企業と連携した授業づくりを専門とする「NPO法人企業教育研究会」をパートナー団体として迎え、コンテンツを共同制作した。

今後は、学校に訪問し、実際に授業を行う出張授業にくわえ、オンライン授業にも対応していく予定。

「みんなのデジタル教室」特設サイトでは、デジタルリテラシーに関する各種リソースも公開されているため、家庭や学校でコンテンツを自由に閲覧し、活用していくことも可能だ。

授業のオンライン化、仕事のテレワーク化というように、親も子も同時に新しい環境に突入している家庭も少なくない。こうした環境変化が、人間関係や情報の集まり方にも静かに影響を与え、戸惑いやストレスを蔓延させていくことは充分に考えられる。

新しい環境をより生きやすい土壌として育てていくためにも、有識者から楽しく学べる対策リソースの提供は、多くの人の助けとなっていくだろう。

【関連リンク】

・グローバルで展開するデジタルリテラシー教育プログラム『みんなのデジタル教室』を日本でも提供開始（Facebook Japan）
https://about.fb.com/ja/news/2020/12/we_think_digital/

・Facebook Launches 'Get Digital' Program to Improve Digital Literacy Among School Students（Social Media Today）
https://www.socialmediatoday.com/news/facebook-launches-get-digital-program-to-improve-digital-literacy-among-s/584951/

TEXT：セキュリティ通信 編集部
PHOTO：iStock