ニュース 2020.11.18 NEC インターポール主催のオンライン演習 データ開発など支援
NECは、国際刑事警察機構(本部 フランス リヨン市、以下インターポール)主催のサイバー犯罪捜査演習「Digital Security Challenge(デジタルセキュリティチャレンジ)」において、開発支援などを行ったと発表した。
支援内容は、マルウェア感染端末など解析対象となる機器のデータ開発、演習シナリオ作成や演習用解析環境の提供、演習当日の運営支援など。
演習は、10月12日から16日の5日間、オンライン形式で実施。アジア地域のみならずヨーロッパ、アフリカ、中東、南米など50ヶ国から100名のサイバー犯罪捜査担当官や科学捜査の専門家がリモートで参加した。
この演習は、インターポール加盟国警察のサイバー犯罪捜査能力の底上げを目的としており、2016年、2017年、2018年にシンガポールで開催され、2020年の今年は4回目の開催となる。
最先端のサイバーセキュリティ対策を加盟各国に向け提供
インターポールは国際犯罪を防止する世界最大の国際警察機構。
NECは、2014年からインターポールとサイバーセキュリティ対策の分野で提携し、インターポール加盟各国に最先端のサイバーセキュリティ対策を提供するほか、2015年にインターポールがシンガポールに開設したサイバー犯罪捜査支援施設「The INTERPOL Digital Crime Centre」には、犯罪捜査のためのシステムや人員の提供なども行うなど、協力を続けている。
【関連リンク】
・NEC、インターポールが加盟国警察向けに実施するオンライン形式のサイバー犯罪捜査演習を支援(NEC)
https://jpn.nec.com/press/202010/20201030_01.html
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock