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偽ブラウザ更新通知に注意

ニュース 2020.11.17 Adobe Flash Playerサポート終了へ カウントダウン開始

Microsoftは、10月27日(現地時間)、Windows向けの更新プログラムを公開した。

2020年12月31日、Adobe Flash Playerがサポート終了を迎えるにあたり、システムからAdobe Flash Playerを削除した際の影響をテスト・検証するためのオプションパッチだ。

アドビ株式会社(当時アドビシステムズ株式会社)は、2017年7月にFlash Playerのサポート終了を発表しているが、当時は利用しているウェブサイトも多かったため、3年間の移行期間を設けていた。

偽ブラウザ更新通知に注意 サポート終了時に出回るマルウェア

Adobe Flashはブラウザー上でゲームや動画コンテンツなどを楽しむための規格だが、サポート終了の発表を受けて、新しい技術への移行が加速した。

新しいウェブ規格であるHTML5ではvideoタグが追加されたため、動画再生時にFlash Playerのようなプラグインを必要とせず、現在では多くのウェブサイトで、すでにAdobe FlashからHTML5などの新技術への移行が完了している。

ChromeやSafariなど主要なウェブブラウザーでは、初期設定でAdobe Flashは無効となっており、YouTubeも、2015年1月、標準プレイヤーをAdobe FlashからHTMLへと変更している。Internet Explorer 11では、Adobe Flash Playerのサポート終了を通知する取り組みを展開中。

注意したいのは、ソフトウェアのサポート終了時期には、サポート終了に便乗し「ブラウザ更新通知」を装ったマルウェアが出回ることだ。「期限切れなので更新してください」といった通知にはアクセスしないよう充分な注意が必要だ。

OSやウェブブラウザーは、前もって最新版にアップデートし、自社のウェブサイトにAdobe Flashが使われている場合は、削除するか別のコンテンツに置き換えるなどの対策をしておくことが求められる。

【関連リンク】

・Adobe Flash Playerサポート終了情報ページ(Adobe)
https://www.adobe.com/jp/products/flashplayer/end-of-life.html

・Update on Adobe Flash Player End of Support(Microsoft)
https://blogs.windows.com/msedgedev/2020/09/04/update-adobe-flash-end-support/

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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