ニュース 2020.11.10 Java版マインクラフトのセキュリティ強化策　Microsoftアカウント登録必須へ

米マイクロソフト傘下のスウェーデンMojang Studios（マインクラフトの開発チーム）は、10月21日（現地時間）、「Minecraft Java Edition」の利用には、Microsoftアカウントの作成が必須になると発表した。

これまでは、Mojang独自アカウントでのログインを求めていた。

現在、Mojangアカウントでログインしているユーザーに対しては、2021年初頭から、順次移行についてのアナウンスがメール配信される予定。2020年秋からの新規ユーザーについては、初めからMicrosoftアカウントでのログインが必須となる。

移行しないユーザーは、数カ月以内にゲームへログインできなくなるので注意が必要だ。

目的は、子供が安全に遊べるゲーム環境の整備

開発チームによると、アカウント移行によるゲームプレイへの大きな影響はなく、MODやスキン、Java Editionでのユーザー名も保持される。

今後は、Minecraft と Minecraft Dungeons など、関連作品も同じアカウントでプレイできるようになるほか、Mojang Studios がリリースする新作ゲームも、すべて同じアカウントでプレイすることが可能。

このアカウント移行により、二段階認証によるセキュリティ強化、ペアレンタルコントロール機能の向上が見込めるほか、チャットのミュート機能、招待のブロック機能なども使えるようになる。子供が安心して利用できる体制の整備を目指しているという。

【関連リンク】

・JAVA 版 MINECRAFT をプレイするには MICROSOFT アカウントが必要になります（マインクラフト公式）
https://www.minecraft.net/ja-jp/article/java-edition-moving-house-jp

TEXT：セキュリティ通信編集部
PHOTO：iStock