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サイバー攻撃

ニュース 2020.11.08 英政府発表 ロシアの政府支援ハッカーが、東京五輪妨害でサイバー攻撃

イギリス政府は、10月19日、ロシアの軍参謀本部情報総局(GRU)が、東京五輪・パラリンピックの関係者・関係団体やスポンサーを標的に、サイバー攻撃を仕掛けていたことを明らかにした。

アメリカ司法省も、同日、ロシアのGRU所属ハッカー6人を起訴したことを発表。ハッカーらが、米国や英国、ウクライナなど各国の政府機関や企業、団体に対するサイバー攻撃に関わったとしている。

アメリカやイギリスの情報機関は、ロシア政府が支援するハッカーのこうした動きを明らかにすることで、他の国々の協力も期待しているという。

米国大統領選挙、韓国冬季五輪、英国政府につづき日本も標的に

イギリス外務省は、2018年の韓国・平昌冬季五輪に対するハッカー攻撃についても言及し、北朝鮮や中国が攻撃を仕掛けたように見せるため、ロシアがなりすましをした「偽旗作戦」だったと指摘。平昌冬季五輪への攻撃は、開会式で実行された。

アメリカ政府も、2016年、前回のアメリカ大統領選挙において、トランプ氏に有利に働くよう、ロシアが米政府の有権者データベースを攻撃、インターネット上では偽情報や分断をあおる情報を拡散したとし、これを調査したロバート・モラー特別検察官は、2018年、12人のロシア諜報員を起訴している。

東京五輪・パラリンピックの関係者らへのサイバー攻撃は、新型コロナウイルスの影響で、大会延期が決まるまえから仕掛けられていたという。

【関連リンク】

・東京五輪の妨害狙い、ロシアがサイバー攻撃 英政府が発表(BBC News)
https://www.bbc.com/japanese/54610569

・英政府 ロシアの情報機関が東京大会関係者へサイバー攻撃(NHK)https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201020/k10012671721000.html

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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