ニュース 2020.10.30 2度目の「特別給付金」に関する詐欺メールが出回る
総務省は10月15日、特別定額給付金の給付をかたる不審なメールに対する注意喚起を行った。
総務省と類似のメールアドレスから「二回目の特別定額給付金の特設サイトを開設しました」との文面で、末尾に総務省のロゴが入っているメールが届いたとの情報が寄せられている。
一律10万円の特別定額給付金は全国ほぼ全ての市区町村で申請受付が終了しており、追加支給が決定した事実はない。
auなど携帯電話キャリアを謳った詐欺メールも
行政機関などに限らず、auなど携帯電話キャリアを謳うフィッシングメールも散見された。
お見舞い金などの配布や、携帯料金の免除など、新型コロナウイルスに便乗した迷惑メールに関する問い合わせが増加し、特別定額給付金の手続きに関するメールもその中に含まれる。
auは「特別定額給付金は地方公共団体が行うものであり、au・KDDIから配布または手続きを行うことはございません。」と注意喚起を行った。
いずれのメールにも給付金の給付や各種手続きに必要な個人情報などを入力するページへのリンクが記載さている。
万が一、メールを開封してしまった場合は個人情報などを入力しないよう注意が必要だ。
【関連リンク】
・特別定額給付金の給付を騙ったメールに対する注意喚起(総務省)
https://www.soumu.go.jp/menu_kyotsuu/important/kinkyu02_000438.html
・新型コロナウイルスに関する迷惑メール・詐欺メールにご注意ください(au)
https://www.au.com/information/covid-19/spam/
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock