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認証方法に利便性求められる

ニュース 2020.10.05 認証方法に関する調査、若年層は利便性を重視する傾向に

フィッシング対策協議会は9月9日、インターネットサービス利用者に対する「認証方法」に関するアンケート調査の結果を発表した。

同調査は2020年2月28日〜3月2日にかけて、18歳〜69歳のインターネットサービスの利用者に対し46問のアンケートをしたもので、562名が回答している。

調査の結果によると、LINE、フェイスブック、ツイッターなどのSNSやヤフー、グーグルなどの自身のアカウントでログインするサービスに関して「ログインした状態にしておけるようならば設定しておく」という質問や「ブラウザにパスワードを記憶させておけるようならば記憶させる」という質問で20代以下の世代の肯定意見が他の世代よりも多く、若年層は利便性を重視している傾向がみて取れた。

調査結果では、SNSやその他のサービスのアカウントを利用して他サービスへ会員登録やログインをするID連携やソーシャルログインを利用していると回答した人の割合は全体で59.4%と約6割であった。その中でも特に18歳〜24歳の利用者は77.5%、30~39歳は73.0%を占め、若い世代の利用率が高いことが明らかとなった。

二段階認証の面倒さを改善する必要があり

近年普及してきたワンタイムパスワードは「使用経験がない」との回答が20.6%、「何かわからない」が5.0%を占め、このように回答した利用者は安全な状態でサービスを利用できているのか懸念される状況だという。

さらに「二段階認証が面倒」という回答が22.8%あり、今後の二段階認証の手順の改善が必要とのこと。

同協議会では今後、2019年2月に実施したインターネットサービス事業者に対して実施したアンケート調査の結果と今回の調査を比較し、安全利用に向けた意見としてまとめ発表する予定だとしている。

【関連リンク】

・インターネットサービス利用者に対する 「認証方法」に関するアンケート調査結果報告書を公開 (フィッシング対策協議会)
https://www.antiphishing.jp/news/info/20200909.html

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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