Sony
Sony
不正ログインの検知

ニュース 2020.10.04 LINEアカウントへの不正アクセス IDとパスワードの有効性を確認か

LINE株式会社は9月14日、2020年7月〜9月にかけて約74,000件のLINEアカウントに対して複数の不正ログインの試みが発生したことを発表した。

不正ログイン被害を受けた地域別の内訳は日本が4万1,204件、台湾が2万8,021件、タイが139件、インドネシアが10件、その他の地域が4,604件となり、合計7万3,978件。対象のLINEアカウントを用いた具体的な悪用は確認されていないという。

LINEによると、9月9日に内部の不正モニタリングで特定のサービスに対するログイン試行を検知。

これはユーザーが使用しているIDとパスワードを何らかの方法で第三者が窃取し、その有効性を確認する目的でLINEが提供する特定のサービスへのログインを試みたものとみられるとのこと。

第三者が有効なIDとパスワードの組み合わせを把握しているということが明らかとなっているため注意が必要だ。

二段階認証の適用範囲を順次見直し

LINEではセキュリティ対策の一環として二段階認証を取り入れているが、今回の不正ログインを受けて二段階認証の適用範囲の見直しを実施。まずは「LINE Creators Market」にて二段階認証を適応した。

さらに、不正ログインの試行から現在までの間でパスワード変更が確認できなかったユーザーを対象に9月12日より順次、パスワードの強制リセットと再設定を依頼する通知をLINE公式アカウントから送信した。

LINEではLINE関連サービスにログインが行われた際、LINE公式アカウントを通じてログイン通知のメッセージが届くようになっている。メッセージ内容を確認しログインに身に覚えのない場合はパスワードを変更するよう呼びかけている。

【関連リンク】

・LINEアカウントへの不正アクセスに対する注意喚起(LINE)https://linecorp.com/ja/security/article/330

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

あなたの大切なパソコン・スマホを守ります!
世界が認める総合ウイルス対策ソフト

カスペルスキー

この記事を気にいったらいいね!しよう

セキュリティ通信の最新の話題をお届けします。

ページトップ