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中国による台湾へのサイバー攻撃

ニュース 2020.09.10 中国系ハッカー集団、台湾政府機関にサイバー攻撃

台湾政府は8月19日、中国のハッカー集団が台湾政府機関に侵入し、数千人の政府関係者の電子メールアカウントを盗もうとしたと発表した。

今回の攻撃によって重要な政府文書やデータを入手することが目的で、データの一部が流出した可能性があるとのこと。

侵入は台湾当局の情報システムを管理する業者のIPアドレスや保守用のアカウントを介して行われ、これまでに台湾当局の一部の部署や大学、研究機関など少なくとも10機関が侵入された可能性がある。

また、政府に情報サービスを提供していた台湾ハイテク企業のうち、少なくとも4社が攻撃を受けたとしている。

サイバー攻撃は中国と台湾を巡る紛争によるものか

台湾法務部調査局のサイバーセキュリティ調査室高官によると、一昨年以降中国のハッカーグループが相次いで政府機関と情報サービス会社のシステムに侵入してきているという。

今回の攻撃の背後には中国政府の存在が指摘されており、「Black Tech(ブラックテック)」と「Taidoor(タイドア)」という2つの著名な中国系ハッカー集団の関与が疑われるとのこと。

同高官によると、攻撃による被害規模は小さくないと見られている一方で、正確な被害の範囲については現在調査中という。また、今回の発表について「この脅威について警告し、さらなる被害を食い止めるために公表している」とコメントをしている。

【関連リンク】

・台湾当局 中国のハッカー集団からサイバー攻撃 受けたか(NHK NEWS WEB)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200819/k10012574511000.html

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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