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Youtubeで中国関連チャンネル削除

ニュース 2020.08.19 ユーチューブ、多数の中国関連のチャンネルを閉鎖

グーグルの危機分析グループによると、多くは非政治的内容のスパム(一方的に大量に送りつけられる行為)であったが、一部のコンテンツが中国の政治に関連していたという。

内容は新しく新型コロナウイルス関連のスパムが加わり、新型コロナウイルスは中国で発生したものではないなどとして、米国に反論した中国側の主張が含まれたものもあった。その他人種差別への講義デモの動画が組み合わさったものも確認されたとのこと。

無害なスパム投稿に政治的な内容を埋め込むのが特徴

ソーシャルメディアの分析を行うグラフィカ社が「スパモフラージュ・ドラゴンの復活」と題したレポートでも発表しているように、中国の世界的なプロパガンダ態勢の1つとして今年の初めから多くのスパムアカウントのネットワークがYouTube、Facebook、TwitterなどのSNSで活動を開始しているとのこと。

景色やバスケットボールなど無害な非政治的内容のスパム投稿の間に政治的な内容が埋め込まれており、政治的スパムをカモフラージュすることを狙ったものとの指摘がされている。

グーグルの危機分析グループでは削除したチャンネルがグラフィカが発見したスパムアカウントのネットワークに似ており、中国による偽情報の流布などを用いた影響工作に関連しているとの見方を示している。

【関連リンク】

・TAG Bulletin: Q2 2020(Google)
https://blog.google/threat-analysis-group/tag-bulletin-q2-2020/

・Return of the (Spamouflage)Dragon(Graphika)
https://public-assets.graphika.com/reports/Graphika_Report_Spamouflage_Returns.pdf

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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