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マルウェア検知数が増大

ニュース 2020.07.18 5月に検出されたマルウェアが過去半年で最多を記録

スロバキアに本社を構えるサイバーセキュリティ会社のイーセット社は6月24日、同社が提供するセキュリティ情報Webサイト「マルウェア情報局」において、流行したマルウェアについてまとめたマルウェアレポートを公開した。

同レポートによると、2020年5月に国内で検出されたマルウェアの数が直近6カ月の中で最も多かったという。

日本国内でのマルウェア検知数

国内でのマルウェア検出数の推移(出展:ESET)

マルウェアレポートとは、最新の脅威やマルウェアの動向の情報取集や分析を行い、セキュリティ対策に必要な情報を載せて定期的に発行しているもの。

検出されたマルウェアの内訳をみると「JS/Adware.Agent」というマルウェアが全体の14.8%を占め最も多く検出されたとのこと。

このマルウェアはメールに添付されて拡散されるものとは異なり、広告収入を得ようとするWebページに埋め込まれており、Webサイト閲覧中に自動的に実行されて閲覧者の意図しない広告を不正に表示させるものだ。

不正な広告を表示させるだけでなく、Webサイトの閲覧履歴を外部に送信するものもあり注意が必要となっている。

フィッシングメール攻撃も先月に引き続き増加

この他にも、マイクロソフト社のVBA(エクセルやアクセスなどで利用できるプログラミング言語)を利用した「VBA/TrojanDownloader.Agent」が先月に引き続き多く検出されているという。

請求書などのビジネスメールを装って攻撃する「フィッシングメール攻撃」が特徴であり、ビジネスメールに添付されているファイルを開いてコンテンツの有効化を行ってしまうとマルウェアをダウンロードするものだ。

イーセット社では、メールに添付されるファイルによる攻撃の被害に遭わないためにも、メールに添付されているファイルはむやみに開かないことや、Office製品のマクロが無効になっていることを確認するよう注意喚起を行なっている。

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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