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ハローページ提供終了へ

ニュース 2020.07.08 個人電話帳「ハローページ」終了へ、スマホ普及で掲載・発行数とも減少

NTT東日本とNTT西日本は6月18日、五十音別に掲載した電話帳「ハローページ」の発行・配布を2021年10月以降に発行する最終版をもって終了することを発表した。

携帯電話の普及や個人情報保護の意識の高まりなどもあり、番号掲載を希望しない世帯が増加していることを受け手の対応だ。

個人の電話番号ものせた電話帳のはじまりは1890(明治23)年に出された「電話加入者人名表」であり、五十音順に編集されたハローページは1983年に発行された。その後2001年に個人名と企業名に分かれ、現在は希望者だけに配布されている。

発行部数はピークの2005年に6,500万部あったが、2020年は120万部にも減少し、ピーク時の50分の1にも満たない。

スマホの普及と個人情報保護意識の高まりが影響

今回のハローページ終了の理由については、インターネットやスマートフォン等固定電話の代替手段の普及、通話アプリやSNS等コミュニケーション方法の多様化、個人情報保護に対する意識の高まりを受け、配布数・掲載数が大きく減少しているためとしている。

NTT東日本・西日本ではハローページ発行終了後も固定電話を調べる手段として番号案内(104番)のサービスを提供する予定だ。

また、企業や店舗の連絡先を職業別に載せる「タウンページ」は20年度は3630万部が配布される予定で、こちらについては紙媒体での発行とともにインターネット版の公開も続けるという。

点字電話帳(無料)については発行を継続し、聴覚障害者等向けの番号案内(104番)やNTTファクス104を無料で利用できるふれあい案内の対象は拡大していく方針であるとのことだ。

【関連リンク】

・ハローページの発行・配布終了について(NTT東日本・NTT西日本)
https://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20200618_01.html

・ハローページ終了、スマホ普及で  タウンページは継続(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60512020Y0A610C2TJ1000/

・ハローページ終了へ 個人電話帳、130余年で幕(朝日新聞DIGITAL)
https://www.asahi.com/articles/ASN6L6RD7N6LULFA01X.html

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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