ニュース 2020.02.03 iPhoneをGoogleアカウントのセキュリティキーとして利用可能に
Googleは1月15日、「Googleアカウント」の2段階認証においてiPhoneをセキュリティキーとして利用できるようになったと発表した。
Androidは2019年4月にすでに対応していたが、iOSは1年近く遅れての対応となった。
利用するには、iOS10以降の端末で、最新版の「Google Smart Lockアプリ」をインストールしたiPhoneと、ログインを行う端末(Windows10、MacOSなど)で「Google Chrome79」以降を利用する必要がある。
ログインしようとしている端末とBluetooth通信が必要
セキュリティキーとしての登録はGoogleアカウントの画面からではなく、Google Smart Lockアプリから行う。
登録をすると、2段階認証が必要なタイミングで「ログインしようとしていますか?」という通知が表示され、「はい」をタップすれば認証が完了する仕様だ。
また、セキュリティキーとして利用するiPhoneとログインする端末の両方でBluetoothがONになっていなければいけない。
Googleのデータでは、SMSで認証コードをやり取りするといった他の2段階認証と比べ、セキュリティキーを利用する方法の方がセキュリティをさらに高めることが明らかになっているという。
さらにGoogleでは、悪意のある攻撃者から攻撃を受ける危険を抱える人がGoogleアカウントを安全に利用できるようにする取り組みの一環として、iPhoneをセキュリティキーとして使えるようにしたと述べている。
【関連リンク】
・2段階認証プロセスにセキュリティキーを使用する(Google)
https://support.google.com/accounts/answer/6103523?co=GENIE.Platform%3DiOS&hl=ja
・Have an iPhone?Use it to protect your Google Account with the Advanced Protection Program(Google Security Blog)
https://security.googleblog.com/2020/01/have-iphone-use-it-to-protect-your.html
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock
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