トピックス 2022.06.23 Gmail、Yahoo!メール、Outlook、自分にぴったりのフリーメールアドレスとは?どれを選ぶかによって生産性が劇的に変わる
Webでさまざまなサービスを使用するには、メールアドレスが必須となっています。
メールアドレスを手に入れるにはさまざまな手段がありますが、タダでできるフリーメールを使っている方もいるのではないでしょうか。
現在、GoogleやMicrosoftなどの会社がフリーメールを世界中に提供しています。しかし、「どれが一番いいの?」と思う方も少なくないでしょう。
そこで、フリーメールのいい点や問題点、失敗しないための選び方、オススメのフリーメールを紹介します。
フリーメールとは?
フリーメールとは、タダで使用できるメールアドレスのことを言います。有名なサービスとして、GmailやYahoo!メールがあります。
PCやスマホを持っていれば誰でも取得できるのが特徴です。GmailであればGoogle、OutlookであればMicrosoft Officeのアカウントに登録することでアドレスが手に入ります。
機能も有料のメールソフトと遜色ないレベルで、使い勝手に不自由はありません。Webサービスやメールマガジンなども問題なく登録できます。
フリーメールのオススメな点
フリーメールを使用するメリットとして以下の3つがあげられます。
● タダで簡単にアドレスを手に入れられる
● ネット環境があればいつでも使用できる
● 格安SIMにも対応している
タダで簡単にアドレスを手に入れられる
料金がかからずにメールアドレスを手に入れられるのは、フリーメールならではの特徴です。大手携帯会社のキャリアメールやプロバイダーメールなどの有料サービスと比べて大きくコストを抑えられます。
また、アドレスを登録してから使用できるまで時間がかかりません。必要な個人情報を登録ページに入力するだけで、簡単にアカウントを作成できます。
ネット環境があればいつでも使用できる
フリーメールはWebサービスの1つであるため、ネット環境があればいつでも使用できます。
PCだけでなくスマホやタブレット端末にも対応しているため、複数のデバイスで使用したい場合にオススメです。外出先や電車の中でメールが届いたときでも、すぐにスマホで確認できます。
また、特定のソフトが不要なので、デバイスの容量を節約できます。
スマホアプリで使用できるフリーメールも存在しますが、Webブラウザで開けるので、容量が気になる方はインストールしなくても問題ありません。
格安SIMにも対応している
フリーメールは格安SIMにも対応しています。
格安SIMに乗り換えると、au、ソフトバンク、docomoのキャリアメールが使用できなくなります。
そのため、もし格安SIMでメールを使いたい場合は、新規でメールアドレスを用意しなければなりません。
そこで、フリーメールを登録することで、問題なくメールを使用できます。会員情報などをキャリアメールで登録していた場合でも、すぐにフリーメールアドレスに変更できます。
フリーメールの問題点
フリーメールには以下の問題点があるので注意が必要です。
● 安全面に脆弱性がある
● 信用に欠けるため迷惑メールに認定されるおそれがある
それぞれについて詳しく解説します。
安全面に脆弱性がある
フリーメールは情報リテラシーを守れば問題なく使用できますが、会社によっては、安全対策が徹底されていないことも少なくありません。
たとえば、アカウント情報が流出すると、不正アクセスの恐れがあります。
もし、第三者が勝手にアクセスした場合、個人情報やクレジットカードの情報が盗まれる危険性があるので注意が必要です。
信用に欠けるため迷惑メールに認定されるおそれがある
フリーメールは信用度が低い可能性があります。そのため、迷惑メールと認識され、送信相手がメールに気づかない可能性があります。
メールを問題なく送信できるようにするには、相手のメール設定の変更が必要です。送信する前に、相手に設定を変更してもらいましょう。
フリーメール選びに失敗しない3つのポイント
フリーメール選びに失敗しない方法として、以下の3点を紹介します。
● 保存できるデータ量の大きさ
● 信用度の高さ
● 必要な機能が搭載されているか
保存できるデータ量の大きさ
ビジネスで利用したい方や頻繁にメールでのやり取りを行う方は、保存できるデータ量の大きいサービスを選びましょう。
フリーメールは、データ量が上限を超えるとメールが消えたり、添付ファイルが開けなくなる可能性があります。
そのため、最低10GBは保存できるサービスを選ぶことをオススメします。
信用度の高さ
信用度の高いドメインを使用しているメールアドレスを選びましょう。
ドメインとはメールアドレスの「@」以降の部分を指します。Gmailであれば、「gmail.com」がドメインです。
基本的に、多くの利用者がいるフリーメールであれば、信用度が高い傾向にあります。そのため、有名な会社が運営しているサービスを使うのがベターです。
必要な機能が搭載されているか
必要な機能が搭載されているかも重要なポイントです。特に、安全対策に関する機能は必ず確認しましょう。
迷惑メールのフィルターや二段階認証の設定ができるサービスを選ぶことをオススメします。
また、ビジネスで利用する場合は業務効率化できる機能があるかを調べることも大切です。
カレンダーやビデオ会議ツールと同期できるものを選ぶと作業効率が上がるため、ビジネスシーンに有効です。
オススメのフリーメール3選
オススメのフリーメールを3つ紹介します。
● Gmail
● Yahoo!メール
● Outlook
Gmail
GmailはGoogleのメールサービスです。GmailとGoogleのツールを同期することでメールに関する業務を効率化できます。
メールのデータを暗号化していることや二段階認証の設定ができることから、安全面で非常に優れているのも大きな特徴です。
保存できるデータ量が15GBあるため、フリーメールの中では比較的多くのメールを保存できます。ただし、15GBはオンラインストレージのGoogleドライブやGoogleフォトを合わせたデータ量です。
いろいろなデータを保存している場合、メールを保存できる量が小さくなるので注意が必要です。
Yahoo!メール
Yahoo!メールは、Yahoo!が提供しているメールサービスです。Yahoo!のアカウントがあれば誰でも使用できます。
直観的に操作がしやすく、メールの送受信やフォルダの振り分けが簡単なのが特徴です。
保存できるデータ量は、最初は2GBですが、利用状況に応じて最大10GBまで増加します。
Outlook
OutlookはMicrosoftのメールサービスです。予定表とタスク管理機能など数々の機能が装備されており、ビジネスシーンで非常に役に立ちます。
予定表やタスク管理機能は複数人で共有できるため、社内のスケジュール管理に有効です。会議の設定や招待もOutlookさえあれば実現できます。
また、Microsoft Office製品と連携でき、資料作成やWeb会議の設定などあらゆる業務を効率的に行えます。保存できるデータ量は15GBが上限です。
まとめ
フリーメールはお金をかけずに使用できるメールアドレスです。
簡単にメールアドレスを手に入れられ、ネット環境があればいつでも使用できます。格安SIMのユーザーも使えるのでオススメです。
しかし、品質の悪いサービスを選んだ場合、セキュリティが弱く、不正アクセスの危険性があります。
個人情報の漏洩を回避するためにも、二段階認証があるメールサービスを使用することが大切です。
また、信用度が低いフリーメールにも注意が必要です。相手にメールが届くように、できるだけ人気のあるものを選びましょう。
今回はGmail、Yahoo!メール、Outlookを紹介しましたが、他にもさまざまなサービスがあります。あなたにぴったりのフリーメールが見つかるよう、 ぜひいろいろなサービスを試してみましょう。
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TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock