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Facebookでの友達承認

トピックス 2019.09.18 Facebookで知らない人と友達になっても大丈夫?

Facebookで見覚えのない人やセクシーな美女アカウントから友達リクエストがきたことはありませんか?

せっかくリクエストをもらったからといって何も考えずにリクエストを承認することは、実はアカウント乗っ取りなどの被害につながってしまいかねません。

今回は、全く知らない人への友達申請がどのような目的で行われるのか、注意すべきポイントはどのようなことがあるのかといったFacebookの利用に関する注意点を解説します。

今でも気をつけたいFacebookの乗っ取り被害

実名での利用が前提になっているFacebookはアカウントには、たくさんの個人情報が詰まっています。

Facebookアカウントの乗っ取りは2013年頃に多くの被害が発生していましたが、乗っ取り被害はその後も継続して確認されており、Facebookを使う以上は常に乗っ取りのリスクを意識しておきたいところです。

一度アカウントを乗っ取られてしまうと、友達情報が失われてしまうだけでなく、勝手に広告を投稿されたり、友人に詐欺的なメッセージを送られたり、Facebookと連携している他のアプリまで乗っ取られてしまったりと大きな被害を受けてしまいかねません。

見知らぬアカウントからの友達申請には細心の注意を

友達リクエスト

悪意のあるアカウントを友達に追加してしまうことは、どう乗っ取りにつながるのでしょうか?

これにはFacebookにある「友達を通じてアカウントを再開」という機能が関係しています。こちらの機能はFacebookにログインするときに使うメールアドレスやパスワードを忘れてしまったときに、信頼できる3人の友達に承認してもらうことでアカウントの利用を再開できるというものです。

あとはそのアカウントがFacebookで登録しているメールアドレスさえ入手することができれば、ログインに必要なメールアドレスとパスワード情報を変更することができ、そのアカウントを乗っ取ることができてしまいます。

つまり、3つのなりすましアカウントと友達になってしまうことは、アカウント乗っ取りの被害にあう非常に危険な状態なのです。

乗っ取りの被害にあわないための方法3選

それではアカウント乗っ取りの被害を未然に防ぐための方法について押さえておきましょう。

1.知らない人からの友達申請を承認しない

見知らぬアカウントからの友達リクエストをもらった場合は、名前、プロフィール写真、共通の友人などに不審な箇所がないか慎重に確認しましょう。

次のような条件に当てはまっている場合は、特に注意が必要です。

・アカウントが作成されたのが1ヶ月以内などつい最近
・過去に1件も投稿が無い
・プロフィール写真が登録されていない
・ユーザー情報が全く記載されていない
・海外のアカウントからのリクエスト
・すでに友達になっている人と同じ名前

2.メールアドレスを非公開にする

不審なアカウントと友達になってしまった場合も、メールアドレスさえ知られなければ乗っ取りの被害から身を守ることは可能です。

Facebookのプロフィールページの「基本データ」欄にはメールアドレスを登録する項目がありますので、公開の範囲を「自分だけ」にしておきましょう。

この設定を行っておけば、自分のメールアドレスが他の人に知られてしまう可能性を下げられます。

3.「信頼できる連絡先」をあらかじめ設定しておく

Facebookトップページの右上にある歯車アイコンから、「アカウント設定」→「セキュリティ」→「信頼できる連絡先」の順に進むことで「信頼できる連絡先」をあらかじめ設定しておくことが可能です。

この「信頼できる連絡先」を設定しておくことで、何らかの原因でFacebookにアクセスできなくなった場合にも、不審なアカウントを使って認証が行われてしまうことを防げます。

「信頼できる連絡先」は、乗っ取り対策以外にもスマホを紛失してしまった時などにも役立つので、今のうちに登録しておくことをオススメします。

万が一乗っ取りの被害にあってしまった時は

自分の身に覚えのない利用履歴が残っているなど、Facebookアカウントが乗っ取られてしまったと思われる場合には、まずアカウントへのログインが可能か確認しましょう。

まだログインできる場合には、早急に https://www.facebook.com/hacked へアクセスし、不正なアクティビティのチェックと、パスワードの再設定を行うことが可能です。乗っ取りを行なった人物がパスワードを変えていなければ、アカウントを奪い返すことができます。

Facebookアカウントのセキュリティ

(出典:Facebook)

すでにパスワードを変更されてしまっていてログインができない場合には「サポートページ」から復旧手続きを行うことができます。

Facebookのトップページの「ヘルプ」をクリックし、「プライバシーと安全」タブから「アカウントが不正アクセスされたか、何者かが許可なしに使用しているようです」をクリックすることで復旧手続きを行うことができます。

Facebookサポートページ

(出典:Facebook)

終わりに

Facebookは実名のSNSということで扱っている個人情報も他のSNSに比べて多く、それだけ悪意のある人物から狙われがちです。

Facebookを利用して少しでも「あれ?」と思うことがあれば、一歩立ち止まって考えることを心がけ、不用意に操作を行わないように気をつけましょう。

【関連リンク】

・「 SNSの友達申請に注意! 」~ Facebookで乗っ取り被害に遭わないために ~(IPA)https://www.ipa.go.jp/security/txt/2013/11outline.html

・アカウントへのアクセスの回復に協力してくれる友達を指定するにはどうすればよいですか。(Facebook)
https://www.facebook.com/help/www/119897751441086?rdrhc

・不正アクセスされたアカウントと偽装アカウント(Facebook)https://www.facebook.com/help/www/1216349518398524?helpref=hc_global_nav

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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