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無料Wi-Fiスポットの危険性

トピックス 2019.01.10 無料Wi-Fiスポットは危険?安全に使うための利用方法をご紹介

飲食店や街中で、気軽に利用できる無料Wi-Fiスポット。Wi-Fiに接続すれば、データ通信量を気にせずインターネットを利用できるメリットがありますが、実は気をつけたい点もあることをご存じでしょうか。 今回は、無料のWi-Fiスポットを安全に使うための方法をご紹介します。

無料Wi-Fiとは?

無料Wi-Fiスポットは、誰でもデータ通信料なしで利用できる公衆のインターネット回線です。フリーWi-Fi、公衆無線LANとも呼ばれます。
飲食店やホテル、観光名所などではインバウンド需要に対応するため(外国人観光客の増加)、無料Wi-Fiスポットの整備が進められ、急速に広まっています。

無料Wi-Fiを利用する際、気をつけたいこと

無料Wi-Fiを利用する際、気をつけたいこと

無料Wi-Fiは便利ですが、気をつけたい点もあります。

セキュリティ保護がないと、第三者に通信傍受される可能性がある

無料Wi-Fiを利用する際、確認しておきたいのは「セキュリティ保護があるかどうか」です。
セキュリティ保護がない無料Wi-Fiを利用した場合、悪質な第三者によって通信内容を盗み見される可能性があります。

しかし、セキュリティ保護がある無料Wi-Fiなら絶対安全とはいいきれません。ネットワークの暗号方式にはいくつか種類があり、現在セキュリティ強度が最も高いのは「WPA2」と呼ばれる方式です。しかし、全ての無線LANがWPA2方式を採用しているわけではないからです。

偽のWi-Fiスポットがある

無料Wi-Fiの利用者を狙った、偽のWi-Fiスポットも存在します。目的は、利用者がやり取りしている情報を盗み出すこと。それによって、利用者の端末に侵入する、偽サイトに誘導してウイルスをダウンロードさせる、という迷惑行為をする可能性があります。

Wi-Fiに自動接続する機能をONにしている場合、一度間違って接続してしまうと、次回から自動的に接続してしまう場合があります。

無料Wi-Fiを安全に利用するための対策

無料Wi-Fiを安全に利用するための対策

無料Wi-Fiのメリットを活かし、安全に利用するための対策をご紹介します。

ID・パスワードの入力が必要なサイトへアクセスしない

セキュリティ保護のない無料Wi-Fiを使う場合は、通販サイトでの買い物や銀行サイトでの振り込み、SNS投稿など、IDやパスワードでログインが必要になるサイトは利用しないようにしましょう。
検索サイトで情報を調べたり、ニュースを読んだりする程度にしておく方が安心です。

セキュリティ対策ソフトのインストール・OS、アプリの更新

PCやスマホ、タブレットなどの端末には、セキュリティ対策ソフトをインストールしておきましょう。安全でないWi-Fiへ接続する際、警告画面を表示する機能を持つソフトもあります。
また、OSやアプリのアップデートは、脆弱性の改善を目的としていることが多いため、面倒がらずに行いましょう。

安全なWi-Fiサービスを利用する

大手の携帯電話会社やインターネット回線会社が提供している、無料Wi-Fiサービスもあります。多くは、利用するために事前登録が必要ですが、安心して利用することができます。
また、Wi-Fi回線名の横に「鍵」マークがある、「セキュリティ保護あり」と表示される回線は暗号化されています。「WPA2」という暗号方式かどうかは、Wi-Fiの設定画面で確認してみましょう。

Wi-Fiに自動接続する機能はOFFにする

Wi-Fiに自動接続する機能はOFFにし、接続の際は都度Wi-Fiスポットを確認し選択するようにしましょう。もし自動接続機能がONの状態で、一度でも偽Wi-Fiスポットを利用してしまうと、次回以降は自動的に偽のWi-Fiスポットに接続してしまう可能性があります。

まとめ

今回は、無料Wi-Fiを利用する際に気をつけたい点についてご紹介しました。
外出先でデータ通信量を気にせず利用できることは、無料Wi-Fiの大きなメリットです。安全に利用するためには、利用者側が無料Wi-Fiについて正しい知識を身につけることも大切といえます。

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:Adobe Stock

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