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すべての人が学べる教育の場として「メタバース工学部」が設立。

ニュース 2022.07.31 すべての人が学べる教育の場として「メタバース工学部」が設立。

国立大学法人東京大学大学院工学系研究科・工学部は、7月21日、新たに「メタバース工学部」を設立すると発表した。

「メタバース工学部」では、基本的なコンセプトとして「工学分野におけるダイバーシティ&インクルージョン」を掲げており、年齢や立場などにとらわれず、誰もが学びを得られる教育システムを創りあげていくという。

同学部を設立した目的については、ここ数年で技術発展が急速に進んでいるなどの理由で最新の工学・情報学について学びたいという声が多く上がっていることや、DXの実現に向けて取り組んでいくことのできる人材が明らかに不足していることが述べられている。

「メタバース工学部」では何ができるのか。

「メタバース工学部」は、以下のサイトやプログラムを展開すると公表している。

中高生や工学部生を対象にした「工学キャリア総合情報サイト」では、工学キャリアに関係した情報が得られるサイトを立ち上げることで、工学分野のダイバーシティを進めていくという。

中高生とその保護者を対象にした「ジュニア工学教育プログラム」では、大学における工学の学びなどを伝える授業や体験型演習、研究室の見学などをオンラインと対面を組み合わせて実施することで、工学や情報の魅力を早い時期から伝えて行くとしている。

2022年度の後期から開始される「リスキリング工学教育プログラム」では、社会人や学生を対象にしており、受講者のレベルに合ったコースで、最新の工学をオンラインで学習できる。

経済産業省によれば、国内の企業のうち76%がDX人材不足を感じているといい、現役のビジネスパーソンについては学び直しが重要だという。

今後、中高生や社会人が「メタバース工学部」で学ぶことによって、DX人材不足が解消されることに期待する人も多いのではないだろうか。

【関連リンク】

「メタバース工学部」設立のお知らせ D&Iを推進し、DX人材を育成(東京大学 大学院工学系研究科)
http://www.t.u-tokyo.ac.jp/press/pr2022-07-21-001

デジタル人材育成プラットフォームについて(経済産業省)
https://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/reskillprograms/reskillwebinar/reskill_webinar2022_shiryo6.pdf

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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