ニュース 2022.07.26 任天堂、ネットワーク機器2種の使用を中止するよう呼びかけ。
任天堂株式会社は、7月20日、同社が10年以上前に販売していた2種のネットワーク機器について、使用をやめるよう呼びかけた。
この呼びかけに該当する機器は「ニンテンドーWi-Fi USBコネクタ(NTR-010)」と「ニンテンドーWi-Fiネットワークアダプタ(WAP-001)」。
今回、この呼びかけがされたのは、通信を暗号化する方式にWEPを採用しているため暗号が解読されやすくなっていたり、設定やソフトウェアの書き換えが可能な脆弱性が見つかっているといったセキュリティの観点からだという。
任天堂は、該当機器の利用者に対し、市販のネットワーク機器に変更するよう求めている。
該当機器を使い続けると。
「ニンテンドーWi-Fi USBコネクタ」は、無線LAN環境がない場合でもUSBコネクタをパソコンに繋ぐことでWi-Fiに接続できるというものであり、「ニンテンドーWi-Fiネットワークアダプタ」はルーターのことで、2008年に発売されたものである。
任天堂によれば、これらの使用を継続していると、通信データが外部に漏れる、不正アクセスされる、ウイルスなどに感染する、といった可能性が考えられるという。
セキュリティを守るために、現在これらを使用している場合はなるべく早く使用を中止するとよいだろう。
【関連リンク】
・「ニンテンドーWi-Fi USBコネクタ」および「ニンテンドーWi-Fiネットワークアダプタ」使用中止のお願い(任天堂)
https://www.nintendo.co.jp/support/information/2022/0720.html
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock
