ニュース 2022.07.18 身分証番号や携帯番号も。中国でおよそ10億人分の個人情報が流出か。
7月4日、中国で、およそ10億人分の個人情報が闇サイトで6月30日から販売されていることがわかった。
販売はハッカーによっておこなわれているものだと考えられており、上海警察のAlibaba Cloud上にあるデータベースが入手元だと主張しているとのことだ。
10億人分の個人情報には、氏名や住所、携帯の番号等だけでなく、身分証番号や犯罪歴も含まれているといい、日本円に換算すると2700万円に相当するという。
すべてが実在する情報であるのかは分かっていないが、実際に10億人分の個人情報が闇サイトで販売されていた場合には、過去最大規模の情報漏洩となる。
中国の身分証番号とは?
身分証番号は、個人を識別するために割り振られた番号で、銀行口座を開設する際や就職の際など記入する機会は非常に多いものであるという。
販売されている情報がすべて本当のものなのかは明らかになっていないが、身分証番号と携帯番号が漏洩していた場合、悪用されてしまう事例が発生する可能性が出てくるようだ。
身分証番号と携帯番号があれば、登録が可能となるサービスも中国には存在し、場合によっては顔写真が必要となるが、その場合でも悪用する側は偽の身分証明書を作れてしまうのだという。
10億人分もの情報がすべて実在するものでないことを祈るばかりだ。
【関連リンク】
中国10億人分 携帯番号や犯罪歴など含む個人情報 流出か(NHK)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220705/k10013704121000.html
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock
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