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兵庫県尼崎市がUSB紛失を発表、発見されたがUSB内の個人情報が流出したかは調査中。

ニュース 2022.07.05 兵庫県尼崎市がUSB紛失を発表、発見されたがUSB内の個人情報が流出したかは調査中。

兵庫県尼崎市は、6月23日、業務委託先BIPROGY株式会社の関係社員が個人情報の入ったUSBを紛失したと発表した。

発表によると、同月21日に、業務委託先の従業員がデータ移管作業に必要なデータが入ったUSBをカバンに入れたまま飲酒などをし、翌日にカバンごと紛失したことが判明したため警察に遺失物届を出したという。

24日には、スマートフォンの位置情報からカバンを発見することができ、USBも見つかったとしているが、情報漏洩の可能性もあるとして調査を引き続きおこなうとしている。

今回紛失していたUSBの中には、46万517人分もの尼崎市民の住民基本台帳に関する情報(氏名、住所、生年月日など)や36万573件の住民税に関係する税情報など、多くの個人情報が含まれていたようだが、23日時点ではこれらの個人情報が流出したとの報告は受けていないという。

USB紛失に乗じた詐欺に警戒。

6月23日に開かれた尼崎市による記者会見で、紛失したUSBのパスワードが英数字13桁だということを言ってしまったことでも、今回の件は話題になっている。

同市は、13桁であるという情報だけでパスワードを解読するのは難しいと考えていたようだが、桁数が分かっていれば総当たり攻撃を仕掛けやすくなってしまうだろう。

発見されたUSBの情報が流出しているのかも気になるところだが、USB紛失に乗じた詐欺についても懸念されているという。

今回のUSB紛失で個人情報が流出していると騙り、電話やメールなどでお金を要求された場合には、絶対に従わないよう尼崎市は呼びかけている。

【関連リンク】

個人情報を含むUSBメモリーの紛失事案について(尼崎市)
https://www.city.amagasaki.hyogo.jp/kurashi/seikatusien/1027475/1030947.html

USB紛失事案に便乗した詐欺にご注意ください(尼崎市)
https://www.city.amagasaki.hyogo.jp/kurashi/ansin/syouhi/1030957.html

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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