ニュース 2022.06.25 ヤマト運輸になりすましたメールや電話に注意!なかには現金を預かっていると偽る手口も。
ヤマトホールディングス株式会社は、6月13日、ヤマト運輸を装ったメールや電話、サイトを確認したことを発表し、注意を呼びかけている。
同社によれば、ヤマト運輸を装った手口として、「荷物の保管期限が過ぎている」「荷物の不備でお届けできなかった」などという内容のメールが送られ、メール内のリンクをクリックすることで偽サイトへ移動し、届けるにあたって必要な個人情報やクレジットカード情報などの入力を促すものが確認されている。
なかには、多額の現金を預かっているというメールが送られ、配達のための本人確認と称して個人情報を入力させるケースや、認証に必要な番号を聞き出す内容の電話をかけてくるケースが存在するという。
ヤマトホールディングスは、不在の連絡などをショートメールでしたり、再配達依頼を顧客へ促す連絡をしたりすることはないと述べているため、このようなメール等が送られてきた場合には注意が必要だ。
フィッシング対策協議会も注意喚起。
ヤマト運輸を装ったものについては、フィッシング対策協議会も6月15日に注意喚起をおこなっている。
フィッシング対策協議会は、メール内のリンクをクリックせずブックマークなどからログインする、むやみに個人情報を入力しない、といった対策をとることを勧めている。
今後、ヤマト運輸以外の宅配業者を装ったフィッシング詐欺が出てくる可能性も考えられることから、十分に注意しておくことが大切だ。
ヤマトホールディングスは、ヤマト運輸を装ったメールを公開したうえで注意点などを紹介しているため、フィッシングの被害に遭わないためにも参考にしてみてはどうだろうか。
【関連リンク】
ヤマト運輸の名前を装った「迷惑メール・電話」および「なりすましサイト」にご注意ください(ヤマトホールディングス)
https://www.yamato-hd.co.jp/important/info_181212.html
ヤマト運輸をかたるフィッシング(フィッシング対策協議会)
https://www.antiphishing.jp/news/alert/yamato_20220615.html
TEXT:セキュリティ通信 編集部
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