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起業家育成事業に申し込んだ中学生・保護者の個人情報が閲覧可能、原因は設定ミスか。

ニュース 2022.06.21 起業家育成事業に申し込んだ中学生・保護者の個人情報が閲覧可能、原因は設定ミスか。

ライフイズテック株式会社は、6月7日、名古屋市から委託されている「中学生起業家育成事業」に参加を申し込んだ人の個人情報が、誤設定によって、一時的に他の申込者から閲覧可能となっていたことを明らかにした。

発表によれば、2022年5月30日から同プログラムが申し込みが開始され、6月7日に申込者からの報告を受けたことで個人情報が閲覧可能であったことが発覚し、ライフイズテックはすぐに申し込みフォームの停止および設定変更をおこなったという。

閲覧が可能となっていたのは、5月30日~6月7日に申し込んだ、参加希望者および保護者の氏名、電話番号、住所、学校名などの情報、最大120件のようだ。

今回の件についてライフイズテックは、Google フォームの設定を誤ったことや、複数人によるチェックをしなかったことが原因だと考えている。

原因や経緯について、詳細は調査中のようだ。

ライフイズテックの今後の対応。

中学生起業家育成事業は、プログラムを通じて、中学生がプログラミングやWebデザインなどを学ぶことのできるというもの。

発表時点では被害は確認されていないようだが、中学生の名前や学校名が閲覧可能となっていたことで、心配に思う保護者もいるだろう。

ライフイズテックは、確認体制の整備やセキュリティ教育内容の見直しなどをおこなうことで再発防止に努めていくとしており、閲覧可能であった情報の悪用が確認された場合には、適切な対応をすると述べている。

また、個人情報の閲覧ができないことを確認したうえで、申し込みフォームは再開されているのだという。

【関連リンク】

お客様情報の一部が閲覧可能な状態にあったことへのお知らせとお詫び(ライフイズテック株式会社)
https://life-is-tech.com/news/wp-content/uploads/2022/06/453a575d0d32d7f2e6d0b3273ca54140.pdf

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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