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仙台市、ワクチン接種事務委託先の従業員がシステムを不正利用し、情報を漏洩。

ニュース 2022.05.31 仙台市、ワクチン接種事務委託先の従業員がシステムを不正利用し、情報を漏洩。

仙台市は、5月18日、新型コロナウイルスワクチン接種に関する事務を委託している「キャリアリンク株式会社」の従業員がシステムを不正利用し、第三者へ検索結果を漏らしたと発表した。

発表によれば、仙台市のワクチン接種の実績・氏名・住所・生年月日などの個人情報が管理されている「ワクチン接種進捗管理システム」を従業員が不正に使い、得た情報を第三者へ伝えたのは、1月末~2月上旬ごろだという。

その後、5月11日に、システムで検索された個人の親族からの通報によって今回の事態が明らかになり、翌日の12日には従業員がシステムを悪用したと認めたため、雇用契約を終えることになったようだ。

キャリアリンクと仙台市の対応

今回の件について、仙台市はキャリアリンクへ口頭での厳重注意をし、システムで検索された個人の親族に対しては、キャリアリンク株式会社と仙台市が5月13日、謝罪および説明を電話でおこなったという。

キャリアリンクの従業員へ向けたセキュリティ教育の強化や取り組み状況の確認などをおこなうことで、再発防止に努めていくようだ。

今回、ワクチン接種を進めるにあたって便利なシステムを不正利用されたことで、不安を感じている人のためにも、再発防止策によって二度と同じことが起こらないよう期待したい。

【関連リンク】

新型コロナウイルスワクチン接種事務センターにおける情報システムの不正使用の発生について(仙台市)
https://www.city.sendai.jp/covidvaccine/kisyahappyou/0518_zyouhousisutemuriyou.html

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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