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アニメ制作会社への不正アクセスについて、調査結果が公表される。

ニュース 2022.05.15 アニメ制作会社への不正アクセスについて、調査結果が公表される。

東映アニメーションは、4月28日、3月に起きた不正アクセスの件について、調査の結果を発表した。

発表によると、ランサムウェアが侵入するよう改ざんされていたWebサイトからソフトウェアのダウンロードをおこなったことが不正アクセスの原因のようだ。

3月6日に不正アクセスが確認されただけでなく、ランサムウェアに感染したことによるデータの暗号化の被害もあったため、約1か月間、業務に遅れが発生していたのだという。

今後の対策として、社内におけるセキュリティ教育や不正アクセス発生時の対応を強化するとしている。

不正アクセスの発生によって放送が遅れた人気アニメたち

3月に起きた不正アクセスは、「デリシャスパーティ?プリキュア」、「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」、「ONE PIECE」などの人気アニメの新話放送を数週間延期させるといった影響を与えた。

これによって、過去に放送した話を再度放送していた週もあったが、現在はアニメの制作も問題なく進められているといい、この件による個人情報の流出も確認されていない。

同社の再発防止策によって、今後はスケジュール通り放送されることを期待している視聴者も多いことだろう。

【関連リンク】

当社ネットワークへの不正アクセスに関する調査結果のお知らせ(東映アニメーション)
https://corp.toei-anim.co.jp/ja/press/COPY-COPY-COPY-press3317734943536499846.html

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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