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青森県警になりすましたメールが金融機関に届いたものの被害はなし。

ニュース 2022.05.14 青森県警になりすましたメールが金融機関に届いたものの被害はなし。

青森県警のサイバー犯罪対策課は、5月2日、青森県警察本部所属をかたるメールが青森県内の金融機関などで確認されていることを発表した。

このメールには、zip形式の圧縮ファイルが添付されていたといい、パスワードもメール内に書かれていたため、このメールを見た人なら誰でもファイルを開くことが可能であったという。

「Emotet(エモテット)」の可能性が考えられているが、メールを受信した金融機関などでは適切な対応がされ、発表時点で被害は確認されていないようだ。

青森県警は、怪しいと感じるメールが届いた場合には、ファイルやリンクはクリックしないでメールを削除するよう呼びかけている。

「Emotet」への対策

「Emotet」の手口は主に、メール内のファイルを開かせて感染させるというもの。

感染すると、情報が漏洩するだけでなく、感染したデバイス内の連絡先情報を盗まれて「なりすましメール」を送信されてしまうなどの被害を受けてしまう。

そんな「Emotet」には、今回の発表でも紹介されている「メールの宛先が知り合いの場合でも怪しいと感じたら相手に確認する」「パスワード付きの圧縮ファイルはむやみに開かない」などの対策が有効とされている。

最近では、サイバー攻撃も巧妙なものとなっているが、警戒していれば防げるものもあるため、被害に遭うことがないよう組織内でセキュリティに対する意識を高めていく必要があるだろう。

【関連リンク】

青森県警察を装った不審メールの発生について(青森県警察)
https://www.police.pref.aomori.jp/seianbu/cyber/happyo220502.html

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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